日立アステモ(ロゴ)《画像提供 日立オートモティブシステムズ》

日立オートモティブシステムは、部品サプライヤーのケーヒン、ショーワおよび日信工業を吸収し、経営統合する。日立オートモティブシステムズと3社は11月18日、それぞれ吸収合併契約を締結し、吸収合併の効力発生日について「2021年1月1日」と決定した。

日立製作所、本田技研工業(ホンダ)、日立オートモティブシステムズ、ケーヒン、ショーワ、日信工業が11月18日に発表した。

2021年1月1日には統合会社「日立Astemo(アステモ)株式会社」が発足する。経営統合ついては2019年10月30日付で、日立オートモティブシステムズ、ケーヒン、ショーワ、日信工業、日立製作所およびホンダとの間で、基本契約が締結されていた。

基本契約によると、ホンダがケーヒン、ショーワおよび日信工業の普通株式を対象として公開買付けを実施し、3社を完全子会社とした上で、日立オートモティブシステムズを存続会社、ケーヒン、ショーワおよび日信工業を消滅会社とする吸収合併を実施する。公開買付けは2020年9月2日から10月15日まで実施され、基本契約のとおり吸収合併契約が締結された。

また、統合会社の商号を「日立Astemo(アステモ)株式会社」とすることがすでに発表されている。事業ブランドは「Astemo」が新設されている。

日立オートモティブシステムズ、ケーヒン、ショーワ、日信工業は11月18日、日立Astemo の取締役および監査役人事を発表した。現・日立オートモティブシステムズの小島啓二取締役会議長(非常勤)が新会社の取締役会長(非常勤)に、現・日立オートモティブシステムズのブリス・コッホ代表取締役プレジデント&CEOが新会社の代表取締役プレジデント&CEOに、現・ケーヒンの相田圭一代表取締役取締役社長が新会社の取締役にそれぞれ就任する。

経営統合の理由は、CASE分野においてグローバルで競争力のあるソリューションの開発・提供を強化するため、とされる。統合会社は、事業規模の拡大と技術の強みにより、コア事業における技術・ソリューションの競争力を強化し、激変する市場環境に対応していく。