メルセデスベンツ Sクラス 新型を使った自動駐車の実証実験《写真提供 ボッシュ》

メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は10月12日、世界初の「レベル4」の自動バレーパーキングサービスをドイツ・シュトゥットガルト空港で実現するために、新型『Sクラス』を使った実証実験を開始すると発表した。

自動バレーパーキングは、メルセデスベンツとボッシュが中心になって、開発を進めている。駐車場の所定の位置まで乗り入れたら、ドライバーはそこで降車する。ドライバーがスマートフォンの画面をタップするだけで、車両が駐車スペースに自分で入っていく。ドライバーが運転する必要はない。

ドライバーが駐車場を出ると、すぐに車両は割り当てられたスペースに移動して駐車する。帰る時も、所定の位置にドライバーが来れば、車両がその位置まで自動的に戻ってくる。

このプロセスは、メルセデスベンツの車両技術と、ボッシュのインテリジェントな駐車場インフラの相互作用によって実現している。駐車場内に設置されたボッシュのセンサーが、ドライバーの代わりに駐車スペースまでの経路や周囲の状況を監視し、車両の誘導に必要な情報を提供する役目を果たす。

そして、メルセデスベンツの車両側に組み込まれたテクノロジーが、インフラからの指示を運転操作に変換している。このようにして、車両はスロープを上ったり下ったりしながら駐車場の中を行き来し、インフラのセンサーが障害物を検知した場合には、車両はただちに停止する。

レベル4 は、米国のSAE(自動車技術者協会)が定めた自動運転の6段階の定義のひとつだ。完全自動運転の「レベル5」の下に位置し、特定の場所でシステムが全てを操作する自動運転を指す。

新型Sクラスは、将来のインフラストラクチャベースの自動バレーパーキングに必要なテクノロジーをあらかじめ搭載した世界初の市販車だ。オプションの「INTELLIGENT PARK PILOT」を選択すれば、新型Sクラスは、スマートフォンからの指示により、駐車スペースに自動的に移動できる、としている。

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