レクサス LS 改良新型《photo by Lexus》

レクサスは9月18日、改良新型『LS』(Lexus LS)の欧州仕様車を発表した。2020年内に欧州市場で発売される予定だ。

◆新デザインのフロントマスク

エクステリアでは、フロントバンパーコーナー部に縦基調のキャラクターラインを新たに配置した。フロントバンパー下端のメッキモールがサイドまで回り込む造形とすることで、伸びやかさも表現している。

新デザインの小型3眼ランプユニットとL字を際立たせたクリアランスランプの下に、「ブレードスキャンAHS」を搭載した。厚みのあるヘッドランプ形状としたほか、サブラジエーターグリルをスクエア形状とし、外側に配置した。スピンドルグリルのメッシュカラーは、ダークメタリックに変更されている。

リアは、テールランプ内のメッキモールをピアノブラックに変更するとともに、厚みを感じさせるランプ形状とした。「F SPORT」はサブラジエーターグリルのガーニッシュをサイドまで回り込ませることで、ワイドさを強調する。専用色のスピンドルグリルや20インチホイールも採用された。

ボディカラーに「ルナールシルバー」を新設定した。このシルバーには、光輝材(アルミフレーク)を含んだ塗料の体積を凝縮させるソニック工法を応用し、アルミ蒸着を高密度で敷き詰める最新の塗装技術を採用した。これにより、鏡面のように粒子感をほとんど感じさせない滑らかな質感で、周囲の僅かな光も繊細にとらえ、さまざまな表情を見せるという。

◆「月の道」を表現したインテリア

インテリアには、オーナメントに「西陣&箔」を新設定した。西陣織の銀糸やプラチナ箔の輝きにより、月明りに照らされた波の揺らぎによる「月の道」を表現しているという。

マルチメディアシステムは、新たにタッチディスプレイを採用するとともに、Apple 「CarPlay」とグーグル「Android Auto」に対応させた。iPhoneやAndroidスマートフォンを12.3インチタッチワイドディスプレイに連携させることにより、画面操作や音声操作が可能になるなど、利便性を追求している。

ステアリングホイールとセンターコンソールのスイッチ類を黒で統一し、視認性を向上させた。使用頻度の高いシートヒーター、ステアリングヒーターの操作画面を表示させるスイッチを、センターコンソールに追加している。シート表皮の縫い位置をより深い位置に変更するとともに、ウレタンパッドに低反発素材を新たに採用した。これによって、振動吸収と柔らかな座り心地を両立し、快適性も向上させているという。

◆加速時のバッテリーアシスト量を増加させて余裕のある加速を追求

西欧仕様車のパワートレインは、ハイブリッドのみとした。3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンにモーターを組み合わせた「LS500h」グレードのみを設定する(東欧仕様には、ガソリン車の「LS500」も用意)。

使用頻度の多い走行領域における加速時のバッテリーアシスト量を増加させることで、より余裕のある加速を追求した。発進加速時のエンジン最高回転数を低下させ、静粛性の向上も実現している。

また、「AVSソレノイド」を新開発し、減衰力を低減した。ランフラットタイヤの縦バネ剛性とスタビライザーバーの剛性も最適化する。エンジンマウント内のオリフィスを変更することで減衰特性の変更を行い、室内に伝わる振動を低減した。「ANC(アクティブ・ノイズ・コントロール)」と「ESE(エンジン・サウンド・エンハンスメント)」のチューニングを変更し、静粛性を引き上げた、としている。

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