BMW 2シリーズ《写真提供 ビー・エム・ダブリュー》

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は9月14日、『1シリーズ』などの燃料タンクに不具合があるとして、国土交通省に追加リコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは1シリーズのほか、『2シリーズ』『3シリーズ』『4シリーズ』の合計28車種で、2012年1月9日〜2016年5月25日に製造された5万0139台。

同社は燃料タンクの不具合により、2018年3月29日付けで1万4957台をリコール。2019年6月14日付けで対象範囲を2万3746台に拡大したが、さらに対象範囲の拡大が必要だったことが判明したため、追加でリコールを届け出た。

不具合の原因は、燃料タンクの製造が不適切なため、タンク上部に取り付けられたカバープレートが正しく溶接されていないものがあるというもの。そのため、走行振動などにより溶接部に亀裂が生じ、そのままの状態で使用を続けると、亀裂部位から燃料が漏れるおそれがある。

改善措置として、全車両、燃料タンクを良品に交換する。

不具合は166件発生、事故は起きていない。市場からの情報により届け出た。

対象車種
●1シリーズ……116i、118i、120i、M135i
●2シリーズ……220i、M235i、M2
●3シリーズ……320i、320iグランツーリスモ、328i、328iグランツーリスモ、330i、335i、335iグランツーリスモ、340i、アクティブハイブリッド3、M3
●4シリーズ……420i、428i、428iグランクーペ、420iグランクーペ、430i、430iグランクーペ、435i、435iグランクーペ、440i、440iグランクーペ、M4

BMW 1シリーズ《写真提供 ビー・エム・ダブリュー》