メルセデス・ベンツ日本は7月16日、メルセデスベンツ『Eクラス』など65車種について、スライディングルーフが脱落するおそれがあるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2002年6月29日から2010年7月23日に輸入された5万8021台。
対象車種はスライディングルーフのガラスパネルにおいて、製造工程での下地処理が不適切なため、接着強度が不十分なものがある。そのため、ガラスパネルに浮きが発生し、最悪の場合、走行風により脱落して、後続車両の妨げになるおそれがある。
改善措置として、全車両、スライディングルーフの製造日を確認し、対象の期間であるものはガラスパネルの接着強度を点検し、不十分なものはスライディングルーフを良品に交換する。
不具合および事故は起きていない。ドイツ本社からの情報によりリコールを届け出た。
◆対象車種
・Cクラス
C180、C180コンプレッサー、C180ステーションワゴン、C180コンプレッサー ステーションワゴン、C200コンプレッサー、C200ステーションワゴン、C200コンプレッサー ステーションワゴン、C230、C230コンプレッサー、C230ステーションワゴン、C230コンプレッサー ステーションワゴン、C240、C240 4マチック、C240ステーションワゴン、C240 4マチック ステーションワゴン、C270 CDI、C280、C280 4マチック、C280ステーションワゴン、C280 4マチック ステーションワゴン、C32、C32T、C32ステーションワゴン、C320、C320ステーションワゴン、C55、C55ステーションワゴン
・CLKクラス
CLK200コンプレッサー、CLK240、CLK320、CLK350、CLK55、CLK63
・CLSクラス
CLS350、CLS500、CLS55、CLS550、CLS63
・Eクラス
E200、E240、E240ステーションワゴン、E250、E250ステーションワゴン、E280、E280ステーションワゴン、E300、E300ステーションワゴン、E320、E320 4マチック、E320 CDI、E320ステーションワゴン、E320 4マチック ステーションワゴン、E320 CDIステーションワゴン、E350、E350 4マチック、E350ステーションワゴン、E350 4マチック ステーションワゴン、E500、E500ステーションワゴン、E55、E55ステーションワゴン、E550、E550ステーションワゴン、E63、E63ステーションワゴン
メルセデスベンツ 65車種5万8000台をリコール スライディングルーフ脱落のおそれ
2020年07月17日(金) 11時30分
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