日産キックス(北米仕様)《photo by Nissan》

日産自動車(Nissan)の米国部門の北米日産は7月10日、炎天下の車内にうっかり子どもを置き忘れないための安全装備を、『キックス』など3車種に拡大展開し、合計12車種に採用すると発表した。

この安全装備は、「リアドアアラートシステム」と呼ばれるものだ。リアドアアラートシステムは、後部ドアのスイッチをモニターして、走行前後のドアの開閉状態を検知する。

走行する前に後部ドアが開閉されたにもかかわらず、走行終了後に後部ドアが再び開かれなかったことが検知された場合、車両が駐車され、イグニッションがオフになった段階で、インパネ内のディスプレイに警告メッセージを表示する。

それでも、ドライバーが子どもを車内に残したことに気づかず、車両から離れた場合、自動的に複数パターンの音を発するクラクションを鳴らして、ドライバーに後部座席を確認するよう促す。

このリアドアアラートシステムを今回、キックスなど3車種に拡大展開し、合計12車種に採用する。北米日産は2022年までに、全てのSUV、4ドアセダン、ピックアップトラックに、リアドアアラートシステムを、標準またはオプションで装備する計画だ。

日産キックス(北米仕様)《photo by Nissan》 日産キックス(北米仕様)《photo by Nissan》 日産キックス(北米仕様)《photo by Nissan》 日産ローグ2019年型にも設定。《photo by Nissan》 リアドアアラートシステムを起動(日産ローグ2019年型)《photo by Nissan》 リアドアアラートシステムのアラート画面(日産ローグ2019年型)《photo by Nissan》 荷物の置き忘れ防止にも有効だ(日産ローグ2019年型)。《photo by Nissan》