タイプRチャレンジ2018(8月、ハンガロリンク)《photo by Honda》

ホンダは6月19日、改良新型『シビックタイプR』(Honda Civic Type R)の「リミテッドエディション」が、鈴鹿サーキットで計時走行する映像を公開した。動画のタイトルは「CIVIC TYPE R Challenge」、ハッシュタグは#TypeRchallenge。

ホンダは「CIVIC Type R が『究極』であり続けるために挑戦」と謳い、「詳しくは、後日発表!」とする。

「タイプRチャレンジ」というとホンダの欧州部門が2018年、欧州の有名サーキット5か所でタイムアタックを実施したイベントだ。元F1チャンピオンのジェンソン・バトン選手らを起用し、5つのサーキットのすべてで、市販FF車の最速ラップタイムを記録した。

今回の動画は日本と米国のYouTubeチャンネルで公開され、舞台も日本の鈴鹿サーキットとなっており、タイムアタックが世界規模で行なわれることを期待させる。

シビックタイプRリミテッドエディションには、改良新型シビックタイプRのすべてのアップデートに加えて、究極のストリートリーガルサーキットマシンを目指して、専用チューニングが施されている。

ハイライトは、軽量化にある。足回りには、BBS製の軽量鍛造アルミホイールを装着し、バネ下重量を8.2kg低減する。また、防音材を削減し、リアワイパー、トノカバー、リアヒーターダクトなどを廃止した。これにより、12.7kgの軽量化を実現する。

サスペンションは、ダンパーを専用チューニングした。コントロール性能とフィードバックを引き上げるために、ステアリングにも再チューニングを施している。

シングルピースのフロントブレーキローターは、耐フェード性を高め、バネ下重量を減らしてブレーキ性能を向上させる目的で、2ピースのローターに変更された。より耐フェード性の高いブレーキパッドも採用した。ブレーキペダルは、ブレーキ作動する前の遊びを、およそ17%減らし、ダイレクト感を高めた。さらに、新しいフロントブレーキシステムにより、バネ下重量が片側1.1kg、合計で2.2kg削減され、乗り心地とハンドリングの両方のパフォーマンスを向上させている。

過去のタイプRの限定モデルに敬意を表して、改良新型シビックタイプRのリミテッドエディションは、専用ボディカラーのフェニックスイエローで塗装する。さらに、ルーフ、ドアミラーカバー、ボンネットのエアダクトには光沢ブラック塗装を施した。リアハッチには、ダーククローム仕上げのシビックエンブレムが装着されている。

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