ノスタルジック2デイズ2020ではネッツトヨタ富山のGRガレージ富山新庄のレストア部門がプロモーションを行っていた。《撮影:中込健太郎》

ノスタルジック2デイズの開場には、ネッツトヨタ富山・GRガレージ富山新庄もブースを出しレストア事業の紹介をした。初代『チェイサー』の2ドアハードトップとトヨタ『スポーツ800』をベースに綺麗に仕上げられたクルマが、来場者の目を楽しませていた。

ネッツトヨタ富山本社工場は、テュフラインランドジャパンから板金塗装工場における最高水準カテゴリーである「プラチナ認証」と「クラシックガレージ認証」を日本で初めて同時認証を受けている。

新車のディーラーがどうして旧車のレストアを? ネッツトヨタ富山の説明担当者は「実は最初はお客様から相談をいただいたのがスタートなのです。新車の購入以外でも相談をいただけることもありがたいですし、何より、大切な思い出の詰まった愛車を何とか綺麗にしたい。そういうオーナー様の要望にお応えしたい、というのがスタートでした」と話す。

会場で配布されていた資料には、オリジナルを忠実に再現したトヨタスポーツ800が製作履歴で紹介されていたが、会場にはダークグリーンをベースにストライプの入ったカフェレーサー風に仕上げられたクルマが紹介されていた。

「実は同じ個体なのですが、2度目のレストアでアレンジしてみました。オリジナルに忠実に、というよりは、眺めて良し、乗って良しの一台を目指しました。内装も色調を明るく、ウッディに仕上げています」

流石に、部品を取り寄せて仕上げられるわけではないものの、ディーラーが母体であることから、比較的探しやすい環境にはあって、それが強みにもなり、お客様からの期待にもつながっているのではないか、とネッツトヨタ富山では話していた。

カフェレーサー風に仕立てられたトヨタスポーツ800。《撮影:中込健太郎》 実はこのクルマは今回で2回目のレストアを経ているとのこと。《撮影:中込健太郎》 オリジナルに忠実に、で復元された初回のレストア時とは一変。内装もより華やかに。眺めて良し乗って良しの一台に仕立てられている。《撮影:中込健太郎》 仕上がりの良さもさることながら、こうした色のチョイスも少し違うと表情はいっぺするもの。モデルへの思い入れ、知識、経験が活きる部分だろう。《撮影:中込健太郎》 作業過程をを紹介する映像も用意されていた。《撮影:中込健太郎》 もちろん、GRガレージお馴染みのグッズも揃う。《撮影:中込健太郎》 会場にはGRガレージ富山新庄のコレクションだという、トヨタスポーツ800とチェイサーが来場者の注目を集めていた。《撮影:中込健太郎》 チェイサーはネッツ店お前身のトヨタオート店扱いのモデル。今ではなかなか目にすることの空くあってしまったモデルだ。《撮影:中込健太郎》 結局は唯一の2ドアハードトップボディとなったチェイサー。こちらは当時の雰囲気を今風に表現されている。《撮影:中込健太郎》