東芝の車載向け画像認識プロセッサー「Visconti 4」《画像:東芝》

東芝の車載向け画像認識プロセッサー「Visconti 4」を搭載したレクサス『UX』および『NX』が、2019年度前期JNCAP予防安全性能評価で満点の141.0点を獲得した。

JNCAPは、国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が実施する自動車の安全性能評価試験。予防安全評価は自動ブレーキなど自動車の先進安全技術を対象としている。今年度のJNCAPでは、「対歩行者衝突被害軽減ブレーキ」の夜間における評価がより暗い街灯のない条件に拡大。Visconti 4は、夜間における歩行者検知性能を強みとしており、搭載車両が高評価を獲得することに貢献した。

なお、2018年度JNCAP予防安全評価でもVisconti 4を搭載した車両は高評価を獲得しており、搭載車両が満点を獲得するのは今回で2回連続となる。

東芝は、レクサス UX/NXに対してデンソーの前方監視カメラシステムに搭載される形で、Visconti 4を供給。次世代の先進運転支援システム(ADAS)向けでは、DNNハードウェアIP実装した画像認識AIプロセッサー「Visconti 5」の開発を行っており、2019年9月からサンプル出荷を開始している。

レクサス UX《画像:東芝》