EV最速記録を“非公式に”更新したとされるテスラ モデルS《APOLLO NEWS SERVICE》

米EVメーカー「テスラ」は今週、ニュルブルクリンクにて、ポルシェ『タイカン』の持つ4ドアEVセダン最速レコードに挑戦、圧倒的速さで記録を更新した。

ライバルとなるポルシェ タイカンは、8月26日に同レコード7分42秒を叩き出し、ニュル最速EVの称号を得た。対してテスラのイーロン・マスクCEOは、ツイッターでその記録更新を今月にも達成することを予告していた。

そしてついに今週、ニュルブルクリンクにて7分20秒を記録、タイカンの持つ7分42秒を圧倒するレコードで更新した。ただし今回の数値は、テスラが独自で記録したものであり、ニュル公式記録とはされていない模様。またテスラは、来月には7分05秒と驚異的なレコードを出すことを示唆している。

今回挑戦した『モデルS』は、ボディをローダウン、ベースモデルには装着されていないカーボンセラミックブレーキ、ブリスターフェンダー、大径の軽量ホイール、ミシュランカップ2Rパフォーマンスタイヤ、リップスポイラー&トランクリッドスポイラーを装着。既存の「Ludicrous」モード以上のパフォーマンスを発揮する高性能「Plaid」(プレイド)パワートレインを備えている。「モデルS 100D」が2つのモーターを装備するのに対し、この新パワートレインは3つの電気モーターを持つと伝えられており、その詳細は近々発表される予定だ。

さらにマスクCEOは、テスラ『ロードスター』にて、ランボルギーニ『アヴェンタドールSVJ』のもつニュル量産車最速レコード6分44秒97を「絶対に破る」とツイートしており、記録への執着はすごい。

ロードスターは、3つの電気モーターと200kWhバッテリーを搭載。システム合計出力1341hp、最大トルク1200Nmを発揮するEVスポーツカーで、0-100km/h加速はわずか2.1秒という驚異的パフォーマンスを持つ。マスクCEOの「有言実行」なるか。

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