BMWは、フランクフルトモーターショー2019(Frankfurt Motor Show)において、『i3s エディション・ロードスタイル』(BMW i3s Edition RoadStyle)を初公開した。
同車は、BMW iブランドのピュアEVおよびプラグインハイブリッド車(PHV)に、ドライビングプレジャーとサステイナビリティ(持続可能性)という独特の組み合わせを強調するスペシャルエディションモデルだ。
◆専用仕立ての内外装
i3sエディション・ロードスタイルでは、内外装のデザインにスポーティさや優雅さを表現している。フルードブラックのボディカラーに、専用アクセントカラーの「E-カッパー」があしらわれた。アルミホイールは、ジェットブラックで塗装された20インチツインスポーク仕様の「BMW iライト」だ。
さらに、サンプロテクションガラス、ステラリック/ダルベルギアブラウンのナチュラルレザー、ダークオークマットファインウッドのダッシュボードが装備されている。
◆モーターは最大出力184hp
i3sエディション・ロードスタイルは、『i3』シリーズのスポーツ版、『i3s』グレードがベースだ。モーターは、最大出力184hp、最大トルク27.5kgmを発生する。動力性能は、0〜100km/h加速6.9秒、最高速150km/h(リミッター作動)となる。
バッテリーに関しては、大容量バッテリーを搭載し、航続を拡大した「120Ah」仕様となる。120Ahでは、バッテリーの大きさは従来通りながら、蓄電容量を従来の「94Ah」の33.2kWhから42.2kWhへ、27%大容量化。これにより、1回の充電での航続(NEDC:新欧州サイクル)はi3sの場合、最大280kmから345kmへ、およそ2割の航続拡大を実現した。
アダプティブLEDヘッドライトを装備する。このアダプティブLEDヘッドライトには、バリアブルライトコントロール機能を備えるアダプティブヘッドライトやコーナリングライトを採用した。これにより、あらゆる条件下で最適に路面を照らし出す。
ステアリングホイールの切れ角に合わせて、可動式ヘッドランプが暗いコーナーの先まで見通せるように瞬時に光を照射する。コーナリングライトは停車中であっても、ウインカーを点灯させるか、ステアリングホイールを回すだけで自動的に作動する。目の前に広がる夜間の視界を明るく照らす。
ハイビームにはマトリックス技術が組み込まれており、視界を拡大すると同時に、対向車や歩行者に眩惑を与えない設計とした。フロントカメラが対向車などを検知すると、ハイビームをロービームに自動切り替え。ステアリングホイールの動きに反応し、ヘッドライトの角度を自動制御し、コーナー先の視界が広がることで、暗い道でも路面の状況を素早く認識する。このアダプティブLEDヘッドライトには、コーナリングライトとハイビームアシスタントも含まれている。
◆全世界1000台限定で11月発売予定
「iDrive」オペレーティングシステムは、オプションのナビゲーションシステム「ビジネス」と組み合わせて利用できる。スマートフォンなどを、ワイヤレスで充電できる機能も採用した。無線LANホットスポットも新たに利用できるようになり、車内で最大10個のデバイスを、高速でインターネット接続できる。
なお、i3sエディション・ロードスタイルは全世界1000台限定で、2019年11月に発売される予定だ。
BMW i3 に世界限定1000台の「エディション・ロードスタイル」…フランクフルトモーターショー2019
2019年09月20日(金) 18時00分
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