三菱 アウトランダー PHEV(米国仕様)《photo by Mitsubishi Motors》

三菱自動車の米国部門は8月20日、『アウトランダーPHEV』(Mitsubishi Outlander PHEV)の2020年モデルが、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)から最高の安全性評価を獲得した、と発表した。

NHTSAの衝突安全テストは、前面フルラップ56km/h、側面62km/h、横転テストの3種類で実施する。そして、それぞれのテスト結果を星の数で5段階評価し、総合評価を判定する。

またNHTSAは、衝突安全テストの内容を、時代に合わせてアップデートしている。例えば、従来は運転席側のみに男性サイズのダミー人形を載せていたが、助手席側にも女性サイズのダミーを載せる方式に変更した。さらに、側面衝突テストではポール衝突を採用するとともに、衝突防止技術の評価も実施しており、従来よりも厳しい判定基準となった。

アウトランダーPHEVの2020年モデルの各テストの結果は、前面衝突が運転席側4つ星、助手席側4つ星だった。側面衝突は前席が5つ星、後席が5つ星。側面衝突は5つ星で、ポール衝突は4つ星。横転テストは4つ星で、横転のリスクは13.7%と評価された。

衝突防止技術では、歩行者検知付き前方衝突軽減(FCM)、車線逸脱警告(LDW)、自動ハイビーム(AHB)、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、死角警告などがプラス評価された。

この結果、アウトランダーPHEVの2020年モデルは、NHTSAの衝突テストにおいて、総合評価で最高の5つ星と認定されている。

三菱 アウトランダー PHEV(米国仕様)《photo by Mitsubishi Motors》 三菱 アウトランダー PHEV(米国仕様)《photo by Mitsubishi Motors》 三菱 アウトランダー PHEV(米国仕様)《photo by Mitsubishi Motors》 三菱 アウトランダー PHEV(米国仕様)《photo by Mitsubishi Motors》 三菱 アウトランダー PHEV(米国仕様)《photo by Mitsubishi Motors》 三菱 アウトランダー PHEV(米国仕様)《photo by Mitsubishi Motors》