BMW初となるEV4ドアクーペ『i4』をカメラが捉えた。ミュンヘンでのウィンターテストから一転、ホットウェザーで過酷なテストが開始された。
捉えた開発車両はエアコンを停止しているのか、窓を開けてテスト走行しており、ドライバーにとっても過酷な様子が伺える。
i4は基本的には『4シリーズ グランクーペ』の電動バージョンだが、ノーズとルーフラインのシルエットは明らかに異なっていることがわかる。また完全に密閉されたグリルを採用しているため、『iX3』や『iNEXT/i5』のグリルをそのまま反映している可能性もある。意外と車高が高く、クロスカントリーの雰囲気を感じさせるのも特徴だ。
この車両では、サイドスカートの下にアルミニウムサポート、あるいはブラケットのようなものも確認できるほか、ドアノブは偽装されており、手を下にスライドさせて開けるタイプが予想される。またリアエンドには、ダックテールスポイラー、フェイクのエキゾーストチップ、曲線状のバンパーも見てとれる。
キャビン内は『3シリーズ』と似たデザインが採用され、12.3インチのデジタル・インストルメントクラスタ、10.25インチのインフォテイメントシステムが期待できるだろう。
生産型には、60キロワット、80キロワット2種のバッテリーパックが用意され、パワートレインのレイアウト(1つか2つの電気モーター)に応じてAWDおよびRWDバージョンが利用可能となる。最も強力なi4は0-100km/h加速4.0秒で駆け抜け、最高速度は200km/h以上、航続は373マイル(600km)と最新レポートで報告されている。
開発は中期と思われ、2020年にコンセプトモデルを発表後、2021年に生産型がワールドプレミアと予想される。
BMW初の4ドアEVクーペ「i4」、車高は高くクロスカントリー風?
2019年08月09日(金) 08時00分
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