BMWのフラッグシップ・クロスオーバーEVコンセプト『ヴィジョンiNEXT』の市販型プロトタイプを、そのコックピットと共にカメラが捉えた。正式な車名は「iNEXT」または「i5」となる可能性が高い。
初めて捉えたそのコックピットは、先日スクープした『i4』市販型が『3シリーズ』からインスパイアされたデザインだったのに対し、「iNEXT/i5」ではデジタルクラスタが全面に配置されているなど『i3』を彷彿させるものとなっている。ステアリングホイールには「iNEXT」の文字も見える。しかし、まだ未完成の部分も多く、最終的な仕上がりまで時間がかかりそうだ。
エクステリアは、今年始めに捉えた開発車両と同じく薄型のヘッドライトが露出、『X7』同様の大型キドニーグリルを装着している。しかし、EVのため冷却用ではなく、レベル3自動運転用のさまざまなセンサーを装備する「インテリジェンスパネル」となるはずだ。
またコンセプトでは見られなかったBピラーが装わっているほか、バンパーに大型エアインテークを持たない専用デザインが予想される。ドアハンドルは装着されているものの偽装のようで、タッチセンサー式が採用される可能性もある。リアバンパーには排気口も見られるが、勿論フェイクだ。
量産型では、ICE車(内燃機関車)とバッテリー電気自動車両方に対応する新プラットフォームを採用するBMW初のモデルとなり、航続距離はフル充電で450マイル(約724km)、0-100km/h加速は4秒のパフォーマンスが予想されている。市販型のワールドプレミアは2021年内が有力だ。
BMWの最高級クロスオーバーEV、車名は「iNEXT」か「i5」か…インテリアを激写
2019年05月25日(土) 08時00分
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