BMWの欧州Cセグメント・2ドアクーペ『2シリーズ』に設定される最強モデル、『M2 CS』市販型プロトタイプが、ニュルブルクリンクで高速テストを開始した。
「CS」は「Coupe/Sport」を意味し、同ブランドの高性能スポーツカーに与えられる名称だ。情報によると、BMWではすべてのラインナップに「M」「CS」商標を登録しているという。
これまでの開発車両と大きく異なるのは、ボンネットフードにカーボンファイバー製パワーバルジが装備されたことだ。おそらくこれが最終版と思われる。そのほか、フロントスプリッター、セラミックブレーキ、ミラーキャップ、ルーフ、トランクリッドスポイラー、リアディフューザー、室内ではセンターコンソールやドアハンドルにいたるまでカーボンを採用、大幅な軽量化が図られ、ベースモデルのM2から大幅なパフォーマンスの向上がなされるはずだ。
足回りには、19インチYスポークホイールに、サーキット走行性能を持つミシュランパイロットスポーツカップ2が装着され、サスペンションも専用セッティングとなるだろう。
エクステリアをM2と比較すると、フロントエンドではバンパーが再設計され、大きく張り出すフロントスプリッターが新たに装着されている。またリアバンパーも専用デザインとなるほか、トランクリッドスポイラーは大型化され、スプリットタイプとなる。またボディカラーには、「ブラックサファイア」「アルパインホワイト」「ホッケンハイムシルバー」、そして「ミサノブルー」の4色が設定されるという。
心臓部には、『M3』『M4』から流用される3.0リットル直列6気筒、S55ツインターボエンジンを搭載。最高出力は「M2コンペティション」の410psを大きく上回る445psを発揮し、6速MTまたはオプションのDCTと組み合わされる。
ワールドプレミアは、最短で9月のフランクフルトモーターショーと予想されており、2020年3月から生産開始されるという。
BMWの最強コンパクトクーペ「M2 CS」、市販プロトがニュルで初テスト
2019年05月24日(金) 09時00分
関連ニュース
- BMWの4ドアクーペEV『i4』、改良新型は表情変化 (04月26日 10時30分)
- BMW『X3』新型、プロトタイプの写真を公開 (04月20日 12時30分)
- BMWの4ドアEVクーペ『i4』、改良新型を発表へ (04月20日 09時00分)
- BMWと放課後NPOが協働、未来のクルマを学ぶプロジェクト募集開始 (04月17日 09時40分)
- BMWの258馬力・直4ターボエンジンを搭載、モーガン『プラス4』に改良新型 (04月13日 18時00分)