GR Supra SUPER GT CONCEPT《撮影 遠藤俊幸》

11日、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は東京オートサロン2019の会場にて「GR Supra SUPER GT CONCEPT」をアンベイル、あわせて2020年のSUPER GT/GT500クラスには「スープラ」で参戦すると公表した。

デトロイトモーターショー2019での新型スープラのワールドプレミアが間近に迫るなか、まず日本でレースに関する大きな動きが明らかにされた。現在トヨタ陣営はレクサスLC500でGT500クラスに参戦しているが、参戦各社にとって車両変更年(規定面主導で3年に1度の原則)となる予定の来季2020年は名称も一新し、「スープラ」の名のもとに参戦車を仕立てることをTGRは発表した。

東京オートサロンのTGRブースでは多くの報道陣、関係者が熱い視線を注ぐなか、GRカンパニーの友山茂樹氏がスープラという名称に対するトヨタとしての熱い思いを語り、その横で「GR Supra SUPER GT CONCEPT」が公開された。

トヨタ/レクサスのGT500クラス主戦マシンは2005年までスープラが務めていたが、2006年からはレクサスSC430、RC F、LC500がその座を継いできた(06年はスープラの参戦もあった)。来季、久々にスープラの名がGT500に帰ってくることになる。

2016〜17年とRC F、LC500でGT500クラスを連覇したトヨタ/レクサスだが、昨季18年はホンダNSXにタイトルを奪われた。来季デビューの新型スープラにチャンピオンの証「カーナンバー1」を纏わせるためにも、今季19年はLC500での王座奪還が至上命題となる(今季の参戦陣容等は未発表)。

GR Supra SUPER GT CONCEPT《撮影 遠藤俊幸》 友山茂樹氏《撮影 遠藤俊幸》 友山茂樹氏《撮影 遠藤俊幸》 GR Supra SUPER GT CONCEPT《撮影 遠藤俊幸》 GR Supra SUPER GT CONCEPT《撮影 遠藤俊幸》 2017〜19年のGT500クラス参戦車「LEXUS LC500」。《撮影 遠藤俊幸》