アルピーヌA110をベースとした日産の新型ミッドシップ・スポーツの予想CG《APOLLO NEWS SERVICE》

20年ぶりの復活を遂げたフランスのスポーツカーブランド「アルピーヌ」。6月に先行モデルを日本でも販売し、いよいよ本格的に市販を開始する『A110』だが、なんとこのA110の「日産版」が開発中との噂をSpyder7編集部が入手した。

A110はアルピーヌ復活第一弾として、2017年に正式発表。アルミ製プラットフォームを採用し、徹底した軽量化を図ったボディに、ルノー日産アライアンスが開発したユニットを搭載。アルピーヌとルノースポールのエンジニアが共同でチューンするピュアスポーツカーだ。アライアンスの粋を集めたモデルとも言えるだけに、日産版が登場してもおかしくはない。

日産のミッドシップ・スポーツと言えば、1987年に公開されたコンセプトカー『MID4 II』を思い出す。最高出力330馬力のV型6気筒DOOHCツインターボ+インタークーラーを搭載する4WDスポーツは、その流麗なスタイリングと相まって多くのスポーツカーファンの心を惹きつけた。しかし高性能ゆえに高価格化は避けられず市販化は見送られた。駆動方式こそ違えど、日産ミッドシップ・スポーツの夢が30年以上の時を超えて叶えられるかもしれない。

Spyder7では、日産ミッドシップ・スポーツへの期待を込めて予想CGを制作。アルピーヌA110をベースに日産らしいデザインアクセントを盛り込んだ。

フロントマスクにはV型グリルを採用、ライト部まで伸ばすことで一体感を強調した。ヘッドライトには日産デザインのトレンドであるブーメラン型LEDを盛り込みつつボディに合わせカーブさせることでよりシャープに。開口部は大型化&大胆なデザインでよりアグレッシブさを演出した。

ボディは2トーンとし、サイドウィンドウはコンセプトカー『IMx』や新型『リーフ』にも見られる形状&Cピラーをブラックアウト化することでA110とは差別化。またリアフェンダーの上下に吸気口をもうけ、よりミッドシップらしさを強調した。完全に予想の域を出ないが、いかがだろうか。

パワートレインは、やはりルノー日産アライアンスが開発した1.8リットル直列4気筒ガソリンターボユニットを、日産独自にチューンすることになるはずだ。NISMOバージョンにも期待したい。

市販化は2020年と噂されており、実現すれば実に33年ぶりの日産ミッドシップ・スポーツ誕生となる。

日産 MID4-II(資料画像)《撮影 大野雅人(GazinAirlines)》 日産 MID4-II(資料画像)《撮影 大野雅人(GazinAirlines)》 アルピーヌA110新型 アルピーヌA110新型 アルピーヌA110新型 アルピーヌA110新型 アルピーヌA110新旧