プレミアムワールド認定中古車フェア19日まで開催。《撮影 中込健太郎》

静岡市にある複合商業施設「エスパルスドリームプラザ」海側デッキ沿いテルファー広場では、8月18〜19日の2日間、プレミアムワールド認定中古車フェアが開催されている。

エスパルスドリームプラザは、1984年に廃線になった国鉄・清水港線の清水港駅跡地に建ち、「働く港」清水港を身近に感じつつ、市民が憩う場所として整備が進むスポットだ。海側デッキには、かつて材木の積み下ろしに使用したテルファークレーンがオブジェとして残されている。プレミアムワールド認定中古車フェアはそんな“港”の雰囲気の中での展示商談会だ。

主催関係者は「地元静岡県下で輸入車関連のイベントを定期的に行っており、少しずつ認知も広がっています。エスパルスドリームプラザでの開催は3回目。カタログでもショールームでもわからない魅力に触れていただけるロケーションではないでしょうか」と語る。

「メルセデスベンツ/スマート、フォルクスワーゲン、マセラティの3メーカー4ブランドの出展での開催となりました。夏休みということもあって、ゆっくりご覧いただける機会になったようです。ちょうどドリームプラザの沖縄フェアと併せての開催となりました」

フォルクスワーゲンは『ザ・ビートル』の限定車「デューン」や、『クロスポロ』などの個性的なモデルに加え、『パサートヴァリアントTDI』など注目のモデルが並ぶ。

フォルクスワーゲン富士の担当者は「絶妙な車高で乗降性の良さとロードクリアランスが魅力のクロスポロは、ぜひ実車を見ていただきたい一台です。またパサートTDIも、いわゆるクルマ通のお客様には響いている一台です。最新にアップデートされたテクノロジーを持ちながら、重厚さなど、昔ながらのドイツ車の魅力を楽しむことのできる一台ですね」と話す。

またメルセデスベンツグループはスマートからメルセデスベンツ『Vクラス』、『Sクラス』まで、各クラス選りすぐりの在庫を会場に持ち込んでいた。中でも注目は「S560 4マチックロング」だろうか。

ヤナセ、メルセデスベンツ静岡東サーティファイドカーセンターの担当者は「このカラーコード989のエメラルドグリーンは、こうした野外のイベントで注目いただきたい色ですね。夜はほとんど黒のように見える、深みのあるグリーンです。好きな方にはすぐ響くようで、見たとたんに『この色で』との注文をいただくケースもあります」という。

マセラティは人気の『レヴァンテ』をはじめ、『グラントゥーリズモ』から『クアトロポルテ』まで勢ぞろいする。

中でも人気のレヴァンテについて、マセラティ浜松静岡プレオウンドカーセンターの担当者は「マセラティのSUVということで、最初は『どうなのか』と思われるお客様が多いのも確かです。けれども一度ステアリングを握られたら、この低重心の魅力、外から見るよりずっと身軽な身のこなしに驚かれることでしょう。この辺りですと日本平周辺などこのクルマの良さが光りますね」と話す。

イベントは19日の18時まで開催される。

開場は旧清水港線清水港駅跡に建つ、エスパルスドリームプラザの海側のテルファー広場。《撮影 中込健太郎》 最近静岡でも認知が広まってきているというマセラティ。《撮影 中込健太郎》 限定車デューンの中古車も。マスコットのパルちゃんも会場に登場。《撮影 中込健太郎》 SUV風だが実は腰を落とさずに乗降でき、ロードクリアランスも多くこの手があったかと思わせる一台だ。《撮影 中込健太郎》 エメラルドグリーンを纏ったS560 4マチック。《撮影 中込健太郎》 開場は港に面したデッキ。輸入車の展示にはうってつけの場所だ。《撮影 中込健太郎》 様々な車種がずらりと並び暮らすやジャンルも様々だ。《撮影 中込健太郎》 来場者の一人は、自身でも乗っていたザ・ビートルデューンを写真に収めていた。《撮影 中込健太郎》 カタログやWEBサイトではわからない雰囲気、風合いを感じることができるのは実車の展示イベントならではだろう。《撮影 中込健太郎》 かつては港で積み荷の材木などを運搬したテルファークレーン。その周辺に展示されるクルマに独特の影をもたらし、この場所ならではの雰囲気を作り出していた。《撮影 中込健太郎》 ヨットハーバーのヨットも借景になっていた。《撮影 中込健太郎》 輸入高級ミニバンとしては数少ない選択肢のV220dもお目見え。《撮影 中込健太郎》 クルマのまわりでは気軽に質問などをする光景が。ゆったりと見られるのもこうした機会ならでは。《撮影 中込健太郎》 デモカー出身だというパサートヴァリアント。TDIモデルはキャラクターに特にあっている。《撮影 中込健太郎》 クルマの展示イベントで、これほどまでにクルマが絵になる稀だろう。《撮影 中込健太郎》