「オートパイロット」機能運転中のテスラ車が追突事故、経営危機に追い打ちも[新聞ウォッチ]

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。


2018年5月18日付

●新元号公表改元1か月前、4月1日頃想定、システム改修対応(読売・1面)

●東芝メモリ来月売却、日米韓連合に、中国独禁当局承認(読売・1面)

●長引く原油高、景気に冷や水(読売・7面)

●超高級SUV続々、ロールス・ロイス、ランボルギーニ、人気高まり富裕層要望(読売・8面)

●「次の100年難局乗り越えたい」豊田自工会新会長(朝日・6面)

●訪日客、年3000万人ペース、1〜4月推計、最速1000万人突破(毎日・6面)

●半自動運転中事故か、米テスラ車、追突し大破(毎日・6面)

●改良「CX-3」マツダ月末発売、燃費と安全性向上(毎日・7面)

●トヨタ社長の連載を出版(東京・26面)

●30年代に完全自動運転、EU、安全指針策定着手へ(日経・1面)

●デンソー、車載レーダーに出資(日経・14面)

●豊田通商、インド中古車に出資(日経・14面)

●中国の輸出工場、現地合弁に売却(日経・14面)

●車5社、北米で4割減益、前期営業、市場縮小・大型シフトで(日経・17面)


ひとくちコメント

米電気自動車大手のテスラの乗用車が、今度は車線逸脱を防ぎ車間距離を保つ半自動運転の「オートパイロット」機能を使用中に追突事故を起こしたという。

きょうの毎日などが共同配信の記事を取り上げているが、それによると、追突事故は5月11日、米西部ユタ州ソルトレークシティー郊外で発生。約100km/hで走行していたとみられるテスラの主力セダン『モデルS』が、赤信号で止まっていた消防車両に追突。テスラ車が大破し、運転していた女性が足首を骨折するけがを負ったが、消防車側に負傷者はいなかったという。

事故に遭遇した女性は事故当時、半自動運転の「オートパイロット」機能を使っていたそうで、米道路交通安全局(NHTSA)が調査に乗り出したとしている。

テスラ車による事故は、3月には西部カリフォルニア州でスポーツタイプ多目的車(SUV)『モデルX』が中央分離帯に衝突し、運転席の男性が死亡する事故が発生。同じ機能が作動していたとして、米当局が調査中という。

イーロン・マスクCEO率いるテスラではこのところご難続き。鳴り物入りで投入した新型車『モデル3』の生産の遅れなどで株価も急落。囁かれている経営危機に今回の事故がに追い打ちをかけなければいいが……。