三菱自動車は、スイスで開催中のジュネーブモーターショー2018で初公開した『アウトランダーPHEV』の2019年モデルに、最新のプラグインハイブリッドEVシステムを搭載すると発表した。
2019年モデルでは、駆動用バッテリーとエンジンを新設計とし、モーターやジェネレーターの出力を向上させるなど、プラグインハイブリッドEVシステムの主要構成部品のうち約9割のコンポーネントを改良しているのが特徴。
エンジン排気量は、2.0リットルから2.4リットルに拡大。カムプロフィールの変更とバルブタイミング制御により、アトキンソンサイクル化を図り、低回転域で効率性の高い発電を可能にする。
また、エンジン発電制御を全域で見直し、エンジン音を大幅に低減させることで、発電によるエンジン始動時の違和感が低減。三菱によると、モーター駆動が生み出す気持ちよい走りが、いっそう楽しめるチューニングを施しているという。
さらに、駆動用バッテリーの蓄電容量は、約15%向上させ13.8kWhに。最大出力も約10%引き上げた。ジェネレーターやリアのモーターの出力も約10%向上させることにより、力強い走りを追求した、としている。
三菱 アウトランダー、PHEVシステムの9割を改良…ジュネーブモーターショー2018
2018年03月13日(火) 07時30分
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