
メルセデスベンツが約2年前に予告していた次期『GLA』。スクープ班は初めて次期型プロトタイプの撮影に成功した。遠くから撮影されたプロトタイプは、EVバージョンの設定を含む、いくつかの大きな変更を示唆している。
第2世代となる現行型GLAは、2020年に発売されたクロスオーバーSUVだ。日本市場でも大人気を誇るモデルに成長しており、次期型への注目度も高い。
重厚なカモフラージュが施されたプロトタイプは、完全に密閉されたグリルを特徴としている。フロントバンパーも印象的だ。力強いフェンダーフレアと、エッジの効いた流線型のボディワークも特徴だ。
リアセクションも現行からは完全に刷新され、はるかに魅力的だ。特に彫刻的なリフトゲートとラップアラウンドしたスポイラーが特徴的だ。そして、偽装されているが、星のモチーフを取り入れた大胆なデザインのテールライトが装着されている。エキゾーストパイプは廃止されている。
インテリアは『CLA』の流れを汲むと思われる。つまり、スクリーンを中心としたミニマルなデザインが期待できる。スクリーンには、10.25インチのデジタルインストルメントクラスター、14インチのインフォテインメントシステム、そして14インチの助手席側ディスプレイが含まれるはず。
次期GLAの骨格は「メルセデス・モジュラー・アーキテクチャ」(MMA)を基盤とする。このプラットフォームは、内燃機関、マイルドハイブリッド、そして完全電動パワートレインをサポートする。
パワートレインの選択肢として、デュアルモーター全輪駆動システムを搭載したEVが予想される。このシステムは総合出力354ps/260kW、最大トルク515Nmを発揮する。また、85kWhのバッテリーパックと、最大320kWのDC急速充電機能も搭載されるだろう。
そのほか、1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジン、1.3kWhのバッテリー、そして8速デュアルクラッチ・トランスミッションに統合された電気モーターで構成される、ハイブリッド・パワートレインも用意される予定だ。さらにプラグインハイブリッドも加えて、顧客にとって選択肢が不足することはないだろう。












