ホンダ『シビック e:HEV』の改良モデル《photo by Honda》

ホンダは『シビック e:HEV』の改良モデルを英国で発表した。フロントマスクを中心にデザインをアップデートしたのが目玉で、SNSでは「今のホンダのデザイン基調に進化したデザイン」などコメントが寄せられている。また日本のファンの関心は価格にも集まっているようで…。

今回の改良は顧客からのフィードバックに応えたもので、シビックが持つ多用途性、効率性、動的性能はそのままに、インテリアとエクステリアのデザインを進化させたのがポイントだ。なお「e:HEV」ハイブリッドシステムには手は加えられていない。

全グレードでフロントアッパーグリルとロワーグリルを再設計し、より力強い印象に変更した。ブラックグロス仕上げのグリルとヘッドライトの間にボディ同色のガーニッシュが加えられたことで、シャープでスポーティな外観を実現、イメージチェンジを果たしている。

フロントバンパーは彫刻的な造形で、より大胆なキャラクターラインとボディ同色のロワーバンパースポイラーを採用。プレミアムで運動性能を感じさせるスタンスを演出している。

アドバンスグレードには新しい18インチ2トーンダイヤモンドカットアルミホイール(グレー)を、スポーツグレードには同サイズのブラックホイールを装着。ドアガーニッシュのハイグロスブラック仕上げと合わせて、シビックの印象的な外観にさらなるダイナミックさを加えている。

また、LEDヘッドライト技術の向上により最適な視界を確保できるため、全グレードでフロントフォグライトを廃止し、デザインをより洗練させた。

新しい外装色として「シーベッドブルー」を追加し、従来の「プレミアムクリスタルブルー」に代わって設定。シビックの流麗で空力的なプロファイルをより際立たせている。

これまでのプラチナホワイトパール、クリスタルブラックパール、ソニックグレーパール、プレミアムクリスタルレッドメタリックに加え、オプションアクセサリーとしてベルリナブラック、ノルディックシルバー、パティナブロンズのアクセントカラーも用意している。

室内では全グレードで新しいブラック内装ルーフとピラーを採用し、よりプレミアムな雰囲気を演出。エアベント周りのマットクローム装飾が上品な洗練さを加えている。

アドバンスモデルには室内照明とフットウェルライトを新たに装備。スポーツグレードには寒冷時の運転快適性を向上させるヒーター付きステアリングホイールを追加した。また、10.2インチデジタルドライバーディスプレイにより、より鮮明なグラフィックと視認性の向上を実現し、重要な情報をより読みやすくしている。

エレガンス車両には全てセンターコンソール内にワイヤレス充電機能を装備し、運転者と同乗者の両方にとって使いやすさを向上させた。

そんなシビック e:HEVの改良モデル、変更されたデザインについては「今のホンダのデザイン基調に進化したデザイン」「80年代の全盛期の頃を思い出させる 好き」といったコメントが寄せられている。

一方で、日本のファンの関心を集めていたのが英国での価格だ。スタート価格は3万3795ポンド(約671万円)から(エレガンスグレード)となっており、為替や物価の違いとはいえ「エントリーグレードでこの価格とは」「庶民的な車っていうイメージやったのに」「この見た目好みだけど、なんかタイプRの国内販売より高くねえ?」などの声が上がっていた。

ちなみに、日本のシビック e:HEVは「LXグレード」が409万4200円から(ガソリン車は同グレードが354万4200円から)となっている。

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