フィアット 500ハイブリッド《photo by Fiat》

フィアット『500』の誕生記念日に合わせ、フィアットは同モデルの生産をイタリア・トリノに戻すと発表した。歴史的なミラフィオーリ工場では、フィアット500のマイルドハイブリッドが専用の組み立てラインで生産される。

生産は今年11月に開始予定で、年末までに5000台の納車を目標としている。プリシリーズモデルはすでに生産ラインから出荷されており、昨年12月に企業・メイドインイタリー省に提示されたステランティスの戦略ロードマップ通りにプロジェクトが進行していることが確認されている。

この取り組みは、年間10万台の追加生産によりトリノ工場の活性化を図る重要なステップとなる。ミラフィオーリの産業的、人的、象徴的な中心的役割を復活させる決定的な動きになるという。500の原点回帰は単なる生産決定以上の意味を持ち、イタリアのサプライチェーンへの具体的な信頼の表れとなっている。

新型フィアット『500ハイブリッド』は、アイコンの自然な進化形。時代を超越し世代を超えた独特のフィアットスタイルが、最先端技術と機能を取り入れながら、500を常に定義してきた独特の魅力を保持している。

モデルは3つの仕様で展開される。都市走行に最適なコンパクトなハッチバック、後部座席へのアクセスを容易にする助手席側の後ろ向きヒンジ付き第3ドアを備えた革新的な3+1、そしてセグメント唯一のコンバーチブルであるカブリオだ。

エンジンには、6速マニュアルトランスミッションと組み合わせた1.0L 3気筒FireFlyマイルドハイブリッドエンジンを搭載。12Vの電気システムが燃費効率を向上させ、スムーズでアクセスしやすい運転体験を実現する。

コネクト技術が満載の500ハイブリッドには、セグメント最先端のUconnect 5システムが搭載される。カスタマイズ可能な10.25インチ高解像度タッチスクリーンと7インチデジタルディスプレイを装備。Apple CarPlayとAndroid Autoの完全ワイヤレス対応により、運転中の注意散漫を避けながら直感的で安全なスマートフォン統合を可能にしている。

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