三菱ふそう『eキャンター』《写真提供 三菱ふそうトラック・バス》

三菱ふそうトラック・バスは6月26日、『eキャンター』について走行不能またはキーON時に高電圧システムが起動不可能状態になるおそれがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。

対象となるのは2023年3月27日~2024年12月26日に製作された1車種5型式、計1894台。

高電圧バッテリー用ECU(BMS)および急速充電用ECU(DCB)の制御プログラムが不適切なため、CAN通信エラーが生じたと誤判定することがある。そのため、EVシステム(赤色)の警告灯が点灯して、メーター内に表示されている高電圧バッテリーの充電率が0%を示して走行不能、またはキーON時に高電圧システムが起動不可能状態になるおそれがある。

改善措置として全車両、BMSおよびDCBの制御プログラムを対策品に書き換える。

これまでに、不具合は13件発生しており、事故は報告されていない。

三菱ふそう『eキャンター』《写真提供 三菱ふそうトラック・バス》 改善箇所《画像提供 国交省》 リコール対象車《画像提供 国交省》