アルピーヌ A390 市販型の予想CG《Nikita Chuicko/KOLESA RU/APOLLO》

アルピーヌは現在、ブランド初のクロスオーバーとなる『A390』を開発中だが、その最終デザインをプレビューする! ワールドプレミアは5月27日に予定されている。

アルピーヌは 1955年に設立されたフランスのスポーツカーおよびレーシングカーのメーカーであり、1978年以来ルノーグループに属している。『A610』クーペが生産終了した1990年代半ば以降、しばらく自社ブランドの車を一切生産していなかったが、2017年に『A110』クーペの誕生で復活していた。そして今、ブランド初の量産クロスオーバーがデビューの準備を整えている。

量産型は、基本的に昨年秋に発表された『A390_βコンセプト』の量産バージョンとなる。コンセプトカー発表当時、デザインは将来の生産モデルと85%まで類似していると述べられていた。その後登場したプロトタイプの写真や最新情報を見れば、まだ多くの違いがあることは明らかだ。

まず第一にクロスオーバーは、プロポーションがコンセプトカーと若干異なる。量産仕様のルーフ後部の傾斜は緩やかになり、ホイールアーチは著しく小さくなり、ボディ自体も高くなる。

フロントエンドには、全幅のLEDストリップサイドライトを備えたヘッドライトを維持するが、その形状と、その下の三角形の配置が若干変更される。バンパーの下部はよりシンプルなデザインになっているが、サイドウォールの形状はほとんど変わらないようだ。

側面では、フロントドアハンドルは格納式で、リアドアハンドルはドアフレームに組み込まれる。リアで最も目立つ違いはLEDテールライトのデザインだろう。リア全体の幅に渡るLEDストリップには、下部と上部にストロークが追加され、フロント部分と調和していたメインライトの下にある三角形は廃止される。

A390量産型の骨格は、ルノー『セニック』、ルノー『メガーヌ E-テック』、日産『アリア』などですでに使用されている「AmpRミディアム・モジュラー・プラットフォーム」を採用する。ボディサイズは、全長4615mm、全幅1885mm、全高1532mm。競合相手であるポルシェ『マカン・エレクトリック』(4784×1938×1622mm)よりかなり小型だ。パワートレインは、2モーターから630馬力を発揮するマカンに間違いなく匹敵、同レベルが期待できる。

A390のワールドプレミアは、5月27日にフランスの歴史あるアルピーヌ生産サイト、ディエップ工場で行なわれる。

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