改善箇所 《画像提供 国交省》

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は3月10日、BMW『X3』のラゲッジルームの荷物固定用レールが強度不足であるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。

対象となるのは2017年7月13日〜2024年6月21日に輸入された「X3 xDrive20d」、「X3 xDrive20i」、「X3 M40i」、「X3 M40d」、「X3 M」など5車種の計2万4386台。

ラゲッジルームの荷物固縛用の固定レールにおいて、車体と締結するボルトにかかる強度検討が不十分なため、車両の後面が衝突により衝撃を受けた際、固定レールの最後部を固定しているボルトが折損して固定レールが前方に押し出されることがある。そのため、後部座席の乗員に固定レールが接触し、負傷するおそれがある。

改善措置として、全車両、固定レールの後部ボルトを対策品に交換し、専用のワッシャを新たに追加する。

不具合、事故ともに発生していない。

BMW X3《photo by BMW》 BMW X3《photo by BMW》