
キャデラックは、新たな食事体験「The Cadillac of Reservations」を米国で発表した。この革新的なサービスでは、同社の最新電動SUV『エスカレードIQ』の車内で、人気レストランの料理を楽しむことができるという。
まず第一弾として、ニューヨーク市の注目店「COQODAQ」とのコラボレーションが実現。1月31日と2月1日の2日間限定で、1日5組ずつの予約を受け付ける。予約を獲得した顧客は、エスカレードIQの車内で「Better Fried Chicken」やキャビアなど、COQODAQの看板メニューを堪能できる。
エスカレードIQは、エグゼクティブセカンドロウと呼ばれる後部座席を備えており、広々とした空間で食事を楽しむことができる。大型の格納式テーブル、温度調節可能なシート、マッサージ機能付きシート、AKG1スタジオリファレンス40スピーカーオーディオシステムなど、贅沢な装備が食事体験をさらに豪華なものにする。
COQODAQは、シェフのシモン・キム氏が手がける韓国とアメリカの味を融合させたフライドチキン専門店。高品質で持続可能な食材を使用し、グルテンフリーのメニューで知られている。特に「ゴールデンナゲット」は人気メニューで、ニューヨークで最も予約が取りにくいレストランの一つとして急速に名を馳せている。
キャデラックは今後、他の有名レストランとも提携し、この特別な食事体験を全米に展開する計画。この革新的なサービスは、高級車ブランドとしてのキャデラックの地位を強化するとともに、電気自動車の新たな可能性を示す取り組みだ。
エスカレードIQは、キャデラック独自のEV専用プラットフォームを採用した7人乗りの電動SUV。55インチの湾曲LEDディスプレイ、0-60マイル加速5秒未満、Google Built-In対応、スーパークルーズ技術などを搭載。航続距離は約740km、価格は12万9900ドル(約2016万円)からとなっている。



