フォルクスワーゲン ID.7 GTX《photo by VW》

フォルクスワーゲンは6月4日、高性能EVセダン『ID.7 GTX』を欧州で発表した。ワゴンの「ID.7 GTXツアラー」に続いて、セダンにもGTXが設定された。

ID.7 GTXは、2個のモーターが最大出力340psを引き出し、0-100km/hを5.4秒で加速する。これは現在、フォルクスワーゲンの中で最も強力なEVだ。このファストバックは、前後アクスルに電動モーターを配置したデュアルモーターAWDにより、そのパワーを路面に効率的に伝える。WLTPサイクルでの航続は最大595kmに達する。

ID.7 GTXのバッテリーは、DC急速充電ステーションで最大200kWで充電可能。86kWhのバッテリーは10%から80%まで26分で充電できる。

ID.7 GTXは、前後に特徴的なGTXデザインを持ち、20インチの「スカゲン」アルミホイールやLEDマトリックスヘッドライト「IQ.LIGHT」を装備している。インテリアには、赤いステッチが施されたヒーター付きシートや、30色のアンビエントライトが付く。その他の標準装備には、Apple「CarPlay」やグーグル「Android Auto」に対応したワイヤレス「App-Connect」、拡張現実ヘッドアップディスプレイ、「ChatGPT」を統合したIDA音声アシスタントなどが含まれる。

ID.7 GTXツアラーは、技術的にはセダンのID.7 GTXと同一だが、荷室容量が異なる。ID.7 GTXツアラーは、5人乗車時に最大605リットルの荷物を収納できる。一方、ID.7 GTXは最大532リットル、としている。

フォルクスワーゲン ID.7 GTX《photo by VW》 フォルクスワーゲン ID.7 GTX《photo by VW》 フォルクスワーゲン ID.7 GTX《photo by VW》 フォルクスワーゲン ID.7 GTX《photo by VW》