メルセデス AMG GTクーペ 後輪駆動モデルのプロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》

この4月に日本での予約受注を開始したメルセデスAMGの高性能2ドアクーペ『GTクーペ』。日本に導入されるのは『GT 63 4MATIC+ クーペ』だが、本国ではエントリーモデルにあたる『GT 43 クーぺ』もほぼ同時期に発表されるなど、徐々にシリーズを拡大している。そして、さらに“ピュア”な新モデルを開発中であることが発覚した。

ドイツ・アッファルターバッハにあるAMG本社付近で捉えたプロトタイプは、フロントバンパーコーナーに冷却を向上させる、巨大な追加のエアインテークを備えているほか、アグレッシブなフロントスカートも確認できる。

また足回りには、ブロンズキャリパーを備えた高性能ブレーキシステム、軽量ホイールも装備されている。また後部では、大型リアディフューザーや固定リアウィングも確認できる。

メルセデスAMGは2023年の「IAA」にて、最強の電動モデルとなる『GT 63 コンセプト Eパフォーマンス』を披露、プラグインハイブリッド(PHEV)のためリアバンパーには充電ポートが配置されていた。今回のプロトタイプはこの市販モデルかと思われたが、肝心の充電ポートが見当たらない。つまり「Eなし」バージョンということだ。

その外観は「ブラックシリーズ」の雰囲気を漂わせているが、これはGTの後輪駆動(RWD)バージョンだという。現行のGTシリーズはすべて4MATIC(4WD)だが、モーターを積まず、RWD仕様にすることで軽量化を実現、ガソリンエンジン搭載GTでは最速モデルになるとみられる。

パワートレインは、4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力は標準の585psを超える可能性もありそうだ。また0-96km/h加速を3.1秒で駆け抜け、最高速度は196マイル(315km/h)と予想される。

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