トヨタ GRMNスープラ プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》

最強のトヨタ GRスープラ、『GRMN』の姿が鮮明になってきた。その開発情報を初めてスクープしたのが2022年。以来、度々プロトタイプの姿が目撃されてきたが、いよいよデビューが近づいているようだ。

GRMNは「GAZOO Racing tuned by MN(マイスター・オブ・ニュルブルクリンク)」の略で、トヨタ「GR」ファミリーの頂点に君臨する最強バージョンに与えられる名称だ。またマイスター・オブ・ザ・ニュルブルクリンクは、トヨタのチーフテストドライバー、故成瀬弘氏の愛称にちなんだもの。GRMNの名を冠した最強のGRスープラがまもなく誕生する。

その名の通り、ニュルブルクリンクでの高速テストを重ねるプロトタイプ。今回目撃した車両は、見た目だけでも昨年から進化が見られ、モータースポーツからインスピレーションを得た、いくつかの新しいコンポーネントが確認できる。

フロントエンドでは、改良されたフロントリップとカナードを装備。中央に目立つエアスクープを備えた新設計のボンネットフードが確認できる。情報によると、フードにはカーボンファイバーを採用し軽量化が図られるとみられる。

サイドビューでは、ボディがローダウンされているように見え、足回りにはクロスドリル加工されたローターとともに、より大きなブレーキキャリパーも備えているようだ。大径の軽量ホイールに取り付けられたミシュラン「パイロットスポーツカップ2」は、極めて高いグリップ性能を見せつけている。

リアセクションでの注目は、リアウィングの変更だろう。前回のプロトタイプは、45周年記念モデルと同じく弧を描いたリアウイングを備えていた。しかし最新プロトタイプでは、翼はフラットになり、翼を下から支えるのではなく、翼の上部を安定させるスワンネックブラケットとなっている。

注目の心臓部だが、BMWから調達された直列6気筒エンジンをベースとすることはわかっている。1つの候補はBMW『M4 CSL』から供給される3.0リットル直列6気筒ツインターボ「S58」エンジンで、最高出力は543ps、最大トルクは649Nmを発揮する。またもう1つの可能性は、BMW『M2』からの流用で、この場合最高出力は460psとなる。それでもライバルとなる日産『フェアレディZ NISMO』の最高出力426psを超えるスペックとなり、大きく水を開けることになりそうだ。

果たしてスープラGRMNが選ぶのは、どちらのエンジンか…? その答えはまもなく、最速で2024年前半にはわかるだろう。

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