【メルセデスベンツ EQE 発表】メルセデス・ベンツ日本は8月25日、新型ラグジュアリー電動SUVのメルセデスベンツ『EQE SUV』を日本市場向けに発表し、受注を開始した。
EQE SUVはボディサイズが全長4880×全幅2030×全高1670mmと、日本の道路事情にマッチした電動SUV。取り回しの良さに加え、広い室内空間とラゲッジスペース、十分な航続距離、そしてSUVの使い勝手の良さを兼ね備える。
日本市場には「EQE 350 4MATIC SUV ローンチエディション（EQE 350 SUV）」と「メルセデスAMG EQE 53 4MATIC＋ SUV ローンチエディション（EQE 53 SUV）」の2モデルを投入。EQE 350 SUVは1369万7000円で本日から、EQE 53 SUVは1707万円で10月下旬以降の納車を予定している。
EQE SUVは前後アクスルに電動パワートレイン（eATS）を搭載する4輪駆動モデル。電気モーターには永久磁石同期モーター（PSM）を採用し、トータルで最高出力292ps/最大トルク765Nmを発生。89kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離528km（EQE 350 SUV・WLTC モード）を達成する。充電は6.0kWまでの交流普通と直流急速（CHAdeMO規格）に対応。150kWタイプの急速充電の場合、30分で10％から57％まで回復できる。
4MATIC/4MATIC＋では、トルクシフト機能によってフロントとリアの電気モーター間で駆動トルクの緻密な連続可変配分が行われる。前後のeATSは相互独立に調整可能で、前後輪に必要な駆動トルクを毎秒必要に応じて配分を最適化する。また、不整地や滑りやすい路面で活躍するオフロードモードを標準装備。未舗装路や傾斜、地形に合わせて4輪へのトルク配分を最適化する。
エクステリアデザインは「Sensual Purity（センシュアルピュリティ：（官能的純粋）」の思想を反映。ゆったりとした面構成、継ぎ目の少ないシームレスデザインとなっている。フロントフェイスは立体的なスリーポインテッドスターをあしらった「ブラックパネル」ユニットに統合。ヘッドライトとディープブラックのフロントグリルにより最新EVに相応しいフロントフェイスを形成している。また、EVならではのパッケージの有用性を活かし、Cd値0.25という空力性能も兼ね備えた先進の美しさを表現した。
インテリアはデジタルな要素を取り入れた先進的なデザインとした。EQE 53 SUVに標準装備のMBUXハイパースクリーンは、3枚の高精細パネル（コックピットディスプレイ、有機EL メディアディスプレイ、有機EL フロントディスプレイ［助手席］）とダッシュボード全体を1枚のガラスで覆うワイドスクリーンで構成。そのまわりを、細いシルバーのフレーム、エアアウトレットを組み込んだルーバー状のトリムなどが囲んでいる。EQE 350 SUVにはスポーツシート、EQE 53 SUVはサイドサポートの大きな張り出しを備えたAMG専用デザインのナッパレザーシートを装備する。
また、日本仕様には車外へ電力を供給できる双方向充電機能を特別装備。家庭の太陽光発電システムで発電した電気の貯蔵装置となるほか、停電した場合などに、電気を家庭に送る予備電源としても利用できる。
