パナソニックの新世代ワイヤレス充電器《写真提供 パナソニック》

パナソニック オートモーティブシステムズは、同社の新世代ワイヤレス充電器が、トヨタ『アルファード/ヴェルファイア』新型に採用されたと発表した。

新世代ワイヤレス充電器は、従来のムービングコイル方式に加え独自の充電アルゴリズムを採用することで、従来品に対して体積比3.6倍の充電範囲を実現。より幅広い形状のスマートフォンを高効率で充電できる。また、新世代ワイヤレス充電器は商品力向上に大きな成果を上げたことを評価され、トヨタより2023年度「新型アルファード・ヴェルファイア プロジェクト表彰 技術の部」を受賞した。

同社独自のムービングコイル方式は、スマートフォンを充電トレイに置くだけで、充電最適位置にコイルが移動して充電を開始する。幅広い形状のスマートフォンに対応できるほか、低い熱損失、高い充電効率を維持することが特長。また、走行時の振動でスマートフォンの位置ずれが発生し充電が停止した場合でも、ずれたスマートフォンの位置を検知し、充電器側でコイルが位置補正することで、自動で充電を再開する。

本製品は「Qi」規格ver1.3.2に対応し、ユニバーサルで安全なワイヤレス充電環境を提供。ソフトウェアと部品構成の見直しにより、従来品から55gの軽量化を実現している。

パナソニックの新世代ワイヤレス充電器《写真提供 パナソニック》 トヨタ・アルファード 新型《写真撮影 山内潤也》