BMW 1シリーズ プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》

BMW『1シリーズ』次期型に関する情報が錯綜している。これまで度々スクープサイト「Spyder7」が目撃してきた開発中のプロトタイプが、フルモデルチェンジする新型なのか、大規模なマイナーチェンジモデルなのか、決定的な証拠が掴めないのだ。

◆新型なのか? 大規模マイチェンなのか?
ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプは、これまでで最も生産型デザインが露出していた。くっきりと見えるアンダーグリルのサイドには、三角形の開口部が存在することが判明。ヘッドライトのカモフラージュも少なくなり、内部の形状の一部も見える。キドニーグリル周辺の偽装パネルに変化は見られず、これまで拡大路線だったグリルのスリム化を図ると見られている。

アグレッシブな形状のリアバンパーにはクワッドエキゾーストパイプがインストールされている。バンパー両側には垂直スラットが隠されている可能性もあることから、このプロトタイプが高性能モデル「M135i」の後継にあたるのではないかとの見方もある。

キャビン内では、インフォテイメントディスプレイがさらに大型化され、その一方でシフトレバーなどの操作系はコンパクト&シンプル化された新設計のセンターコンソールに集約される。

最大の問題はこのプロトタイプが、次期型の「F70」か、従来モデルの改良新型なのかということだ。今年4月頃から、このプロトタイプが次期型の可能性があるという情報が流れ、以前入手した公式ドキュメントには「2024年7月に内部モデルコードをF40からF70に変更する」=フルモデルチェンジされる旨が書かれていた。しかし登場時期とプロトタイプの完成度を考えると、辻褄が合わない。

またフラッシュドアハンドルではなく昔ながらのドアハンドルを装備し、給油口も同じであることなど、現行1シリーズをベースにした改良新型である可能性も残されているのだ。

流出したドキュメントには、「116i」とグレード名が書かれていたことから、『2シリーズアクティブツアラー』の「216i」を踏襲し、最高出力122psと最大トルク230Nmを発生する1.5リットル直列3気筒ターボチャージャーエンジンを搭載する「116i」がベースモデルとなると見られている。またM135iの後継モデルには、最高出力303ps、最大トルク450Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンの搭載が予想され、最終的には「M140i」としてデビューすると噂されている。

果たして、このプロトタイプの正体は次期型なのか、改良新型なのか。ファンにとっては、まだしばらくやきもきする時間が続きそうだ。

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