モビフレーム社のコンフォートシートベッドシステムを搭載したバンコンのアルフレックス「エレメント」《写真撮影 家本浩太》

乗用車並みの乗り心地で、展開すると1900mmのベッドになるモビフレーム社の「コンフォートシートベッドシステム」が日本のバンコンに初導入。大阪・万博記念公園で10日に開幕したモーターキャンプEXPOでお披露目されたアルフレックスの新モデル『エレメント』に搭載された。

コンフォートシートベッドシステムは乗り心地の良いインジェクション成形ウレタンを使用し、固定式とスライド式の2種類を展開。一人掛けやベッドマットを使う方式ではなく、シートを展開するだけで、幅1200mm、長さ1900mmの2人就寝のベッドになる。シートベルトはシートの奥に仕舞い込まれておらず、ベッドからシートに戻してすぐに使えるのも便利だ。

エレメントでは、この画期的なシートを活かし、電源は大容量のポータブルバッテリーでまかなうことで、すっきりシンプルで斬新な室内レイアウトを実現した。

トヨタ『ハイエース』をベースとしたモデルとしては大きめのギャレーを搭載し、調理はIHクッキングコンロや電子レンジで対応。左リアにあるコンパクトなサイドテーブルは、子ども用のサブベッドを展開する際のステイも兼ねている。2人または、子どもとの気軽な車中泊には十分な装備を持ちながら、価格をおよそ470万円と抑えているのも大きなポイントだ。

なお、コンフォートシートベッドシステムは、アルフレックスとポーランドのモビフレーム社の協力により、今後開発される新しいADDSETモデルに順次搭載される予定だという。

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