HKS ブースイメージ《写真提供:エッチ・ケー・エス》

HKSは、5月24日から26日までパシフィコ横浜(横浜市西区)で開催される「人とくるまのテクノロジー展2023」に、IoTデバイス、EVバッテリー、ターボジェネレータ、先進ICE(内燃機関)技術などを出展する。

IoT技術を用いた製品では、東洋システムと共同開発したEVバッテリー残存性能診断システム「BLDS」、AI分析を活用した360°カメラ ドライブレコーダーソリューション、キー抜き取り連動式の送迎バス置き去り防止安全装置「MAMORU」を紹介する。

EVバッテリー関連では、環境省委託事業「バッテリー交換式EV開発及び再エネ活用の組合せによるセクターカップリング実証事業」用交換式バッテリーパックに参画し、開発を行なっているバッテリーパックを紹介する。また、台湾XING Mobility社と協業を進めている液浸冷却バッテリーパックも合わせて紹介。バッテリーセルを非導電性かつ不燃性の冷媒に直接浸し、より効果的に熱を吸収し急速充放電を実現、異常時のセルにかかる熱応力を遮断、安全かつ高性能なEVコンバージョンシステムを提供する。

ターボジェネレータは、HKSが得意とする過給器の技術を応用した次世代の発電システム。排気エネルギーを電気エネルギーへ高効率に変換し回生する。

先進ICE技術では、プレチャンバによる急速燃焼で高圧縮比や超希薄燃焼、高EGR(排気再循環)等、様々な高効率化手法を可能とする副室燃焼技術を紹介する。また、3Dカムシャフト(放射バルブ)についても紹介。HKSカム研削機(EMAG社製)は5軸研削が可能で、一般的なカム研削機では再現できないラジアルバルブに対応した3Dカムプロフィール製作を可能としている。

EVバッテリー残存性能診断システム BLDS 《写真提供:エッチ・ケー・エス》 EVトラック向け 交換式バッテリーパック《写真提供:エッチ・ケー・エス》 EV用液浸冷却バッテリー《写真提供:エッチ・ケー・エス》 ターボジェネレータ《写真提供:エッチ・ケー・エス》 先進技術開発(内燃機関)《写真提供:エッチ・ケー・エス》 3Dカムシャフト(放射バルブ)《写真提供:エッチ・ケー・エス》