三菱自動車は5月11日、『アウトランダーPHEV』のナビゲーションシステムと踏み間違い衝突防止アシストに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)および改善対策を届け出た。対象となるのは2021年12月10日から2022年9月29日に製造された1万6303台。
ナビゲーションシステムについては、起動中の負荷が大きくなると画面処理が適切に行われないため、システム起動直後に車両を後退させると、一時的にカメラ映像が途切れる場合がある。その場合、直前直左が視認できず、保安基準に適合しなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、カメラ映像が途切れないよう、ナビゲーションシステムの制御プログラムを対策仕様に書き替える。不具合は5件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。
踏み間違い衝突防止アシストについては、低速加速抑制機能が終了すると、即座に制御が解除されるプログラムとなっているため、低速加速抑制機能の作動が終了したタイミングで、アクセルペダルの踏み込み量が多いと加速力変化が大きくなることがある。そのため、運転者の操作感覚との差から危険を感じることがある。
改善措置として、全車両、加速変化が緩やかになるようADAS ECUの制御プログラムを対策仕様に書き替える。不具合は176件発生、事故は起きていない。市場からの情報により改善対策を届け出た。
三菱 アウトランダーPHEV、ナビと踏み間違い衝突防止アシストに不具合
2023年05月11日(木) 18時30分
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