リコール対象のメルセデスベンツGLE350d 4MATICクーペ。《photo by Mercedes-Benz》

「南岸低気圧」の影響で、関東甲信などは、朝から広い範囲で雪が予想されているが、東京都心でも積雪の恐れがあるようだ。

きょうの読売などが社会面で報じているが、気象庁の予報では、午後6時までの24時間降雪量は、多いところで関東北部15〜20cm、関東南部が8〜15cm。東京23区も3cmが見込まれているという。

最悪の場合、首都高速道路は、晴海線や台場線など7路線の一部で予防的通行止めを実施する可能性があるほか、東日本高速道路も東北道や関越道など6路線で通行止めの恐れがあるとも伝えている。

警報級の大雪になれば、交通機関への影響が予想され、テレワークなど不要不急の外出を控えるのが懸命のようだ。また、やむを得ず車を運転する場合は、冬用タイヤやチェーンの装着の徹底を呼び掛けている。

そんな中、メルセデス・ベンツ日本によると、ドイツ製高級車のベンツの一部車種に雨漏りが発生し、最悪の場合エンジンが止まる恐れがあるとして『GLE350d 4MATIC』など7車種計1万1387台(2011年11月〜20年1月輸入分)のリコールを国土交通省に届け出たという。

それによると、ボディの接合部分の設計や製造工程に不備があり、雨水が少しずつ荷室に浸入する恐れがあり、近くの燃料ポンプの制御装置に入ると、警告が点灯し最悪の場合、エンジンが停止するそうだ。

これまでに「荷室がぬれている」などの不具合申告が8件あったという。2万〜3万の部品を集めて組み立てラインで大量生産する自動車は、出荷後にも不具合が見つかって、安全のために国交省にリコールを届け出ることはよくある。だが、溶接技術が未熟だったひと昔前ならともかく、その原因が品質チェックには厳しいとされているドイツの高級車で、しかも「雨漏り」という事例は珍しい。

2023年2月10日付

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