大型キャンピングカーに乗ってファミリーで出かける小菅さん。ロングドライブも多いことからオーディオの高音質化を目指す。茨城県のクァンタムに相談しスピーカー交換などをスタートさせる。
◆3人目の子供が生まれたのをきっかけに
大型のキャンピングカーへの乗り換え決意
ファミリーで出かけるためにキャンピングカーをフル活用している小菅さん。フィアット『デュカト』をベースにしたキャンピングカーにひかれて、以前はバンコンタイプのモデル（4人乗り）に乗っていた。しかし3人目の子供が生まれたのを機にキャンピングカーの乗り換えを実施。結果的には現在乗るサンリビングA70DKを手に入れた。アルミシェルを備えた全長7mのビッグサイズのモーターホームは余裕満点。装備面も含めて満足の一台となった。
「乗り換えでモデル選びをする際、キャンピングカーはすでに家族で経験していたので欲しい装備はある程度わかっていました。子ども達が利用することも多いのでトイレは必須、またベッド展開をしなくても寝られるように常設ベッドも必要でした。さらにフロントの回転シートを使わなくても家族5人がくつろげる広いリビングが設置できること、それと通路が広くて開放感があること、それらをすべてクリアしていたのがこのクルマでした」
家族でのキャンピングカー利用の旅に何度も出かけている小菅さんなので、欲しい装備や便利な機能などは確認済み。それだけに新しいキャンピングカーを買うにあたって、車種選びのポイントはかなり明確になっていたのだとか。大型キャンピングカーですべてをまかなえることに加えて、装備面やシートレイアウトなども含めて、しっかりと自分たちにフィットするモデルを選び出した。
◆準備や計画無しに出今すぐ出かけられるのも
キャンピングカーを使った旅の醍醐味でもある
ところで小菅さんにとってキャンピングカーの魅力は何だろう？
「子供の頃は長距離トラックの運転手になるのが夢だったんです。昔からクルマで移動するのが好きだったんだと思います。それだけにキャンピングカーに乗って長距離ドライブに出かけるのは私自身のライフスタイルとしても合っていると思っています」
ファミリーでのお出かけという面でも小菅さん家族はキャンピングカーならではのメリットがあると感じているようだ。
「家族で旅行に出かける際には前もって計画したり宿の予約をする必要があるじゃ無いですか。その点、キャンピングカーなら思いついたらすぐに出発できるのが良いところです。家族なので“行くぞ”となったら今すぐ出かけられるので、気ままなキャンピングカー旅行を楽しむことができるのだと思っています」
「ただし、全長7mの大型ボディなので駐車場には気を使います。大型用のスペースにしか駐車できないので、そこは注意しています。目的地としてはオートキャンプ場やRVパークなどが多いです。みんなで温泉に行ったり観光地に立ち寄ったりして、キャンプだけじゃ無く、幅広く旅を楽しんでいます」
このように、キャンピングカーの装備面や使い勝手の上でほとんど不満は感じていない小菅さんだが、唯一もの足りなさを感じていたのが純正オーディオだった。
「純正オーディオのサウンドはもの足りなかったですね。もっとクリアでパンチのある音にしたいと思ったんです。そこで、以前からセキュリティなどで付き合いのあったクァンタムに相談に出かけてみることにしたんです」
◆ロングドライブが多いキャンピングカーからこそ
車内を快適にする高音質なオーディオは不可欠
キャンピングカーは音にこだわった車両は比較的少ない。しかし小菅さんは長距離を走るキャンピングカーだからこそ音の良いオーディオが欲しいと思ったという。
「サンリビングA70DKにはスピーカー交換、サブウーファー追加、サテライトスピーカー追加を考えていました。キャンピングカーのオーディオシステムアップは未経験だったのでどうなのかを含めて専門店で相談しようと思ったんです」
このキャンピングカーのベース車はフィアット・デュカトなのでスピーカー交換なども問題なく実施できることが早々にわかり、まずはフロントスピーカー選びに入る。
「ドアのスピーカー取り付け位置の厚みを考えると、薄型スピーカーが良いとアドバイスされたのもあってJLオーディオのC2-650を選びました。大げさな加工はしたくなかったのでインナー取り付けで良い音がすることが望みでした」
さらにサブウーファーはコンパクトなパワードタイプのロックフォードJPS-100-8をチョイス。センタクラスター下部のデッドスペースにピタリと収まるスマートな取り付けが印象的だ。
「完成したサウンドは望み通りにパンチがあってクリアな音に仕上がっていました。ロック系の曲を聴くことが多いんですが、そんな傾向のサウンドにもピタッと決まっています。サブウーファーを追加したのも鳴りっぷりの面でしっかり期待に応える音になっていたので満足しています」
加えてリビングのオーバーヘッド部分にはカロッツェリアのサテライトスピーカーTS-STX501を設置。後席に座っている子ども達にも良い音が楽しめる環境を作ることも忘れていない。リビングの快適性アップの一環として高音質化も実施したという。
家族で出かけるキャンピングカーでの旅を満喫している小菅さん。気になっていたオーディオ面のシステムアップも実施し、さらに満足度の高い家族の愛車に仕上がった。使い込むたびにロングドライブの多いキャンピングカーだからこそ、音の良いオーディオは重要なことを実感している小菅さん、他のキャンピングカーユーザーも車内の快適性アップの手法として参考にすると良いだろう。
土田康弘｜ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。
