BMW M3 CS 新型プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》

開発終盤とみられるBMW『3シリーズ』のハードコアモデル、『M3 CS』の最新プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。

ニュルブルクリンクとその周辺で撮影されたプロトタイプは、これまでで最もカモフラージュが削ぎ落とされ、ボンネットやフロントフェンダーが初めて露出している。

只者ではないオーラを放つエクステリア
フロントエンドは何と言っても、車体からサイドに飛び出したウイング状のバンパーが目を引く。キドニーグリルを含めた複雑な形状のエアインテークも、只者ではないオーラをにじませている。

大径ホイールは、ハブ付近に六角パターン、リムにV字型のデザインを採用。拡大してみるとミシュランパイロットスポーツカップタイヤを履いていることがわかる。ゴールドのブレーキキャリパーは、ドリル加工されたローターに固定されている。

トランクリッドに装着されたスプリットタイプのスポイラーは控えめだが、リア方向に突き出たバンパーにインストールされたディフューザー、そして円形のクワッドエキゾーストパイプはかなりアグレッシブだ。

カーボン採用で最大79kgもの軽量化か
目に見えない部分でも、より剛性の高いシャーシ、新しいチューニングによるサスペンションコンポーネントが含まれるだろう。また、ルーフ、ボンネット、トランクリッド、バケットシートのすべてにカーボンファイバーを採用し、大幅な軽量化を実現。最新の『M4 CSL』から判断すると、これらの変更により、M3 CS新型では、約68〜79kg(150〜175ポンド)の軽量化がなされる可能性がありそうだ。

ボンネットの下には3.0リットル直列6気筒ツインターボ「S58」ガソリンエンジンの改良版を搭載。最高出力はM4 CSLと同等の543ps、最大トルク649Nmを発揮する。M4 CSLとは異なり、M3 CSは後部タイヤのみを駆動するのではなく、全輪駆動を採用するとみられ、オートマチックトランスミッションのみのセッティングとなりそうだ。

M3 CSのワールドプレミアは、最速で2022年内と予想されており、2023年3月から2024年2月までの期間限定生産になるという。

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