アウディのコンパクトハッチバック『A3』に設定されるハードコアモデル、『RS3』のプロトタイプをスクープした。しかし、現行A3は2020年の導入、RS3も2021年に登場したばかりで改良のタイミングとしては早い。この謎のプロトタイプの正体とは。
スクープサイト「Spyder7」が捉えたこのプロトタイプ。セダンをベースにボディ前後と下部がカモフラージュされた状態だが、細部がかなり変更されていることがわかった。
フロントエンドでは、バンパー両サイドに垂直のインテークが追加されているほか、グリルがダイヤモンドメッシュに刷新、その形状にも変化がみられる。さらにフォーリングスのバッジは現行モデルよりフードに近い位置に配置されている。フェンダーがより角張ったデザインに新設計されているのも新しい。
足回りでは、新しいY字10スポークホイールを装着し、その奥には穴のあいたクロスドリルブレーキローターが見える。後部では、リアバンパーのフェイクグリルが削除されたように見えるが、カモフラージュは新デザインを隠している可能性がある。ディフューザーもわずかに異なるようだ。
かなり早い段階ではあるが、改良モデルに向けたプロトタイプと見て間違いないだろう。完成度を見るに、さらなるパフォーマンスに向けたアウディの意気込みを感じられる。
現行型のパワートレインは、2.5リットル直列5気筒ターボチャージャーエンジンを搭載、最高出力401ps、最大トルク500Nmを発揮。7速デュアルクラッチと組み合わされ、全輪駆動「クワトロ」にパワーを送る。トルク可変配分を採用し、ドリフトも可能な「トルクスプリッター」の搭載も魅力だ。これらの仕様に何らかのアップデートがなされるかは現時点では不明だが、期待せずにはいられない。
登場は少なくともまだ2年以上かかるとみられる。さらなるアップデートに期待し、新情報を待ちたい。
登場から1年でもうマイチェン!? アウディ『RS3』と思われる謎のプロトタイプ
2022年10月10日(月) 08時00分
関連ニュース
- アウディ『S3セダン』改良新型、進化したパフォーマンスをデザインで表現 (05月04日 15時00分)
- メルセデスAMG『E53』新型、612馬力の電動セダンに…欧州受注開始 (04月30日 14時30分)
- スバル『レガシィ』セダン、2025年春に生産終了へ…電動化への移行を反映 (04月25日 08時00分)
- マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024 (04月25日 13時32分)
- トヨタ『クラウンセダン』は違う---水素を使う理由と苦労をチーフエンジニアが語る (04月17日 19時00分)