トヨタ bZ4X《写真提供 トヨタ自動車》

トヨタ自動車は10月6日、タイヤが脱落するおそれがあるとして使用停止を呼びかけていたトヨタ『bZ4X』およびスバル『ソルテラ』について、原因が判明し、恒久対策が決定したとして、国土交通省に再度リコール(回収・無償修理)を届け出た。

不具合の原因は、ディスクホイール取付部において、ホイールの加工およびハブボルトの仕様が不適切なため、ハブボルトの締結力が車両の走行性能に対して不足していたというもの。このため、連続した急加速や急制動の繰返し等でボルトが緩むことがあり、走行を続けると異音が発生し、最悪の場合、タイヤが脱落するおそれがあるという。

トヨタでは全車両、ディスクホイールを良品に、ハブボルトを対策品に交換。取扱説明書もハブボルトの取扱いに関する注記を記載したものに交換する。

また新たにカーテンシールドエアバッグに関するリコールも届け出た。展開補助用のストラップが正規位置に組付けられていないものがあり、エアバッグ作動時に正常に展開できず、最悪の場合、乗員が負傷するおそれがある。

改善措置として、全車両、カーテンシールドエアバッグ展開補助用のストラップの組付状態を点検し、不適切なものは修正する。

対象となるのは2022年3月2日〜6月2日に製造された204台。不具合および事故は起きていない。

スバル ソルテラ《写真提供 SUBARU》 改善箇所(ディスクホイール/ハブボルト)《図版提供 国土交通省》 改善箇所(カーテンシールドエアバッグ)《図版提供 国土交通省》