トヨタ・ハリアーG“Leather Package”オプション装着車《写真提供 トヨタ自動車》

新車の納期、契約してから納車されるまでの時間が従来よりかかっている。自動車ニュースサイト『レスポンス』は新車の納期を読者にアンケート調査で尋ねた。第2回の集計では輸入車の解答が目立った。集計期間の解答で最も納期が長かったモデルは……。

1位:納期18か月(6月契約)…トヨタ・ハリアー Gハイブリッド(島根県)

販売店の説明によると、半導体および部品不足による生産の遅れが、納期遅れの理由だ。トヨタ自動車の公式サイトでは、9月27日時点での『ハリアーの工場出荷時期目処』について、「詳しくは販売店にお問い合わせください」となっている。以下、今回のランキングは輸入車が上位に来た。

2位:納期15か月(2021年6月契約)…ポルシェ911 カレラ4 GTSカブリオレ(大阪府)
3位:納期14か月(2021年7月契約)…アウディS6(鳥取県)。販売店の説明:コンピューター基盤不足に加えて、ロシアによるウクライナ侵攻による混乱で納期に遅れ。

4位:納期13か月(2021年10月契約)…アウディRS3スポーツバック(神奈川県)。半導体、ワイヤーハーネスなど調達の遅延が納期遅れの理由と説明。
4位:納期13か月(2月契約)…トヨタ・カローラクロス ハイブリッドZ(千葉県)。契約時には納期は半年あれば大丈夫と言うので契約したが、その数日後に遅れると連絡があり、騙されたと思った。

6位:納期12か月(4月契約)…ホンダ・ヴェゼル Z 4WD(長野県)。生産が間に合っていない。
7位:納期11か月(2021年10月契約)…レクサスNX250(愛知県)。
8位:納期8か月半(2021年12月契約)…トヨタGRヤリス RS(北海道)
9位:納期7か月半(8月契約)…メルセデスベンツGLB180(東京都)。とにかく生産が間に合わない、人気と半導体不足の両方がその理由。
10位:納期7か月…トヨタ・ハリアーハイブリッド Zレザーパッケージ(2020年11月契約、愛知県)、三菱アウトランダーPHEV P(1月契約、宮崎県)、ジャガーXE R-dynamic SE(7月契約、神奈川県)

納期遅れの理由が部品不足だけでなく、人気で品薄になっているとの説明があったのは、上記のホンダ『ヴェゼル』とメルセデスベンツ『GLB』に加えて、三菱『アウトランダーPHEV』の納期6か月(神奈川県、茨城県)、ホンダ『ステップワゴン・スパーダ』の同じく納期6か月(宮城県)が報告されている。

番外:未定(2021年11月1日)……ポルシェ718ケイマンT(神奈川県)。生産枠の確保の案内が来ていないが、2022年での生産中止が発表されてしまった。もともと少量生産で納期未定のモデル。 「T」ではなく標準仕様だと納期3か月の生産枠が取れると連絡があったが、断ったそうだ。

なお購入にあって納期はそれぞれ販売店に尋ねてほしい。この記事の納期が全ての車種に当てはまるわけではない。

トヨタ・ハリアーZ“Leather Package”オプション装着車《写真提供 トヨタ自動車》 トヨタ・ハリアーZ“Leather Package”オプション装着車《写真提供 トヨタ自動車》 ポルシェ911 カレラ4 GTSカブリオレ《写真提供 ポルシェジャパン》 ポルシェ911 カレラ4 GTSカブリオレ《写真提供 ポルシェジャパン》 アウディS6《写真提供 アウディジャパン》 アウディS6《写真提供 アウディジャパン》 トヨタ・カローラクロス ハイブリッドZ《写真提供 トヨタ自動車》 トヨタ・カローラクロス ハイブリッドZ《写真提供 トヨタ自動車》 トヨタGRヤリスRS《写真提供 トヨタ自動車》 ポルシェ718ケイマンT《photo by Porsche》 ポルシェ718ケイマンT《photo by Porsche》 ポルシェ718ケイマンT《photo by Porsche》