綺麗なカスタム、トータルコーディネイトされたマツダ ロードスター 〜A-MESSE〜《写真撮影 土屋勇人》

9月4日、晴天の富士スピードウェイで開催されたモディファイされたクルマのイベント『A-MESSE』。集まったクルマは、スタンス、VIPといった“魅せる”方向性が多かった。ソレはスポーツカーに関しても同様。

“走り”の部分に磨きを掛けることを重視したとしても、同様かそれ以上にスタイルにこだわり、オーナーが考える“カッコ良い”を追い求める。だからこそ、参加車両はどれもキレイなショーカーとして完成していたわけだ。そんな中、マツダ『ロードスター』は特殊な存在とも言える。屋根がないだけにインテリアを大胆に魅せることができるというドレスアップ的要素と、本格的なスポーツ性能を持ち合わせている、特殊なクルマなのだから。果たして、当車のオーナー、ゆばさんはどのように愛車を仕上げてきたのか?

購入の段階からイジることは念頭に置いていたというオーナー。気になる方向性は、「歳も歳なのでキレイな感じです」と語る。そしてやはり、オープンカーなので内装まで含めたコーディネイトにこだわったという。タンのレザー生地にライトブルーのステッチが印象的な内装は、張り替えによって仕上げた。「普段使っている鞄にインスピレーションを受けた」そうだ。茶色のレザーにブルーのパイピングの鞄。「大胆な色の組み合わせと思ったけど、勝負してみよう」と、愛車のインテリアに反映させてみたのだ。完成した姿を見ると、派手な印象は皆無。スマートにまとまっていたのであった。

幌は、購入時には選択肢になかった紺の社外品に置き換えている。オープンカーは、ボディカラーはもちろん、内装色、幌等々、見える部分が普通の屋根のあるクルマとは違うので、色々な魅せ方ができるのである。ちなみにゆばさんは、ボディカラーはアウディのシャムベージュメタリックをベースとしたカラーでオールペンしている。ボディカラーにも一ひねりがあるのだ。

エクステリアは、幌以外にもユニークな仕上げを見ることができた。例えばLEGモータースポーツのダックテールを用いたトランク上端のスポイラーはその代表例。ただポン付けするのではなく、トランクと一体化しているのだ。エンブレム類のスムージングと併せて、シンプル&スマートに魅せる工夫をそこかしこに施しているのであった。マフラーはオートエグゼ製品を基本に、スーパースプリントのポルシェ・ボクスター用テールをマフラーカッター的に使用している。

車高調のメーカーを伺うと326パワーとの答え。筆者の勝手なイメージとして、同社はバネレートが高いイメージがあるのだが、ゆばさんの愛車は前・後=20キロ・10キロの設定。やはり高い数値が出てきているが、「最初はどうかと思ったけど、乗り心地は悪くないですよ」とのこと。クルマに対して満足度が高いのだ。今後のことを訊いても「おおむねやった」との答え。満足度の高いNDロードスターを、思う存分楽しむ道へと進んでいくのだろう。

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