ランドローバー・クラシック・ディフェンダー・ワークスV8トロフィーII《photo by Land Rover》

ランドローバーは7月28日、従来型『ディフェンダー』をベースにした『クラシック・ディフェンダー・ワークスV8トロフィーII』を欧州で発表した。25台限定で販売される予定だ。

◆本格オフロード走行に対応した装備群
クラシック・ディフェンダー・ワークスV8トロフィーIIは、2012〜2016年までに生産された従来型ディフェンダーがベース。ジャガー・ランドローバー・クラシックの専任チームによって、手作業でカスタマイズが行われ、さらなるオフロード性能を追求している。ジャガー・ランドローバー・クラシックは、スペシャル・オペレーションズ(SVO)に属する1部門であり、世界中のジャガーおよびランドローバーのクラシック・モデルの顧客やファン向けに、車両、サービス、パーツ、エクスペリエンスを提供している。

5.0リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンは、最大出力405ps/6000rpm、最大トルク52.5kgm/5000rpmを獲得する。トランスミッションは、8速ATを組み合わせた。サスペンションやブレーキ、ステアリングは強化されている。

フロントには、グリルガードとウインチを装着した。ブラックのボンネットはサテン仕上げとし、日中のまぶしさを軽減。幅1270mmの強力な LED ライトバーが、夜間のオフロードで高い視認性を発揮する。ボディカラーはフジホワイトで、ナルヴィックブラックのルーフを組み合わせた。リベットやネジ、ベントなどは、グロスブラックで仕上げられる。足元は、グロスブラックの 18 インチ 「Sawtooth」アルミホイールで引き締められた。最大渡河水深は 500mm。リアのラダーからルーフラックにアクセスできる。ランドローバー・トロフィーのエンブレムやマッドフラップの白いロゴが配されている。

◆ランドローバー・クラシックの最新インフォテインメントシステム
レカロ製スポーツシートは、黒と白のウィンザーレザーで仕上げられ、コントラストステッチがあしらわれた。レザートリムが、ダッシュボード、ドア、ヘッドライニングにあしらわれた。

ランドローバー・クラシックの最新のインフォテインメントシステムには、ナビゲーションとスマートフォン接続が組み込まれた。 ZF製のATは、ランドローバーの人間工学に基づいたピストル型のシフトレバーを採用している。

エリオット・ブラウン製のオーダーメイドの「ランドローバー・トロフィー・クロック」が、ダッシュボードの中央に配された。外装のカモフラージュを反映したデザインを備えている。

◆車体に世界の23のオフロードを示したカモフラージュ
なお、限定25台の内訳は、「90」が10台、「110」が10台、「110ダブルキャブピックアップ」が5台。各車両の車体には、「キャメル・トロフィー」から 「G4 チャレンジ」まで、70 年以上の冒険の歴史の舞台となった 23 の場所を示すカモフラージュが施される。23の場所には、伝説的なオフロードだけでなく、南アフリカやラオス、ペルーなど、最近のランドローバーのオフロードチャレンジの舞台が含まれている。

なお、25名の顧客は、3 日間限定の「ランドローバー・トロフィー・コンペティション」に招待される。専門家からアドバイスを受けながら、3日間の競争を行い、1つのチームがグランプリを獲得する、としている。

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