トヨタ RAV4 ハイブリッド の「ウッドランド・エディション」(米国仕様)《photo by Toyota》

トヨタ自動車の米国部門は5月31日、『RAV4ハイブリッド』(Toyota RAV4 Hybrid)の2023年モデルを発表した。「ウッドランドエディション」を新設定し、今秋発売される予定だ。

◆オフロード走行を重視して足回りを強化
ウッドランドエディションは、オフロード走行を重視したモデルだ。TRDチューンのサスペンション、ファルケンのオールテレーンタイヤ「WILDPEAKAT」、フローフォーミング加工によって強度を高めたブロンズ仕上げのアルミホイール、スプリングもオフロード向けにチューニング。ツインチューブショックには、リバウンドスプリングと専用バルブを備えている。

ブラック仕上げのルーフラッククロスバーを装備した。LEDプロジェクタービームヘッドライトとフォグランプも標準装備されている。エンブレムやマッドガードは、ブラック仕上げ。デュアルブラッククロームチップエキゾーストも採用している。

室内には、120Vインバーターを標準装備した。キャンプなどで、家庭用の電化製品が利用できる。全天候型のフロアマットとカーゴマットも追加されている。ボディカラーは、ミッドナイトブラックメタリック、キャバレーブルー、アイスキャップの3色を設定した。

◆ハイブリッドシステム全体で219hpのパワー
RAV4のハイブリッドには、直噴2.5リットル直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジン(最大出力176hp、最大トルク22.5kgm)に、フロントモーター(最大出力118hp、最大トルク20.6kgm)、リアモーター(最大出力54hp、最大トルク12.3kgm)を組み合わせたトヨタハイブリッドシステムを搭載する。

システム全体で、219hpのパワーを引き出す。小型・軽量・低損失化技術と「TNGA」による2.5リットル「ダイナミックフォース」エンジンの高い燃焼効率と高出力とのシナジーにより、優れた動力性能や低燃費を追求した。

このハイブリッドパワートレインは、エンジンの高トルク化により、アクセル踏み込み時のレスポンスや加速性能を向上させた。燃焼効率の引き上げとトランスミッションの高効率化により、動力性能と低燃費の両立も図った。バッテリー(二次電池)は、ニッケル水素を使用している。

◆新しい「トヨタ・オーディオ・マルチメディア」
2023年モデルには、新しい「トヨタ・オーディオ・マルチメディア」を搭載する。ワイヤレスのApple「CarPlay」とグーグル「AndroidAuto」が、デュアルBluetoothによるスマートフォン接続を可能にした。さらに、最大5台のデバイスが4G接続できる「Wi-Fi Connect」が利用でき、車内をホットスポット化できる。HDRadio、USBデータ、SiriusXMのプラチナプランも、3か月のトライアルサブスクリプションで利用できる。「AppleMusic」や「AmazonMusic」サブスクリプションを車両にリンクさせることも可能だ。

2023年モデルでは、マルチメディアディスプレイとマルチインフォメーションディスプレイがアップグレードされた。 8インチマルチメディアディスプレイが、全車に標準装備された。上位グレードには、新しい10.5インチマルチメディアディスプレイを標準装備する。最上位モデルには、12.3インチのマルチインフォメーションディスプレイが付く。7インチのマルチインフォメーションディスプレイも、エントリーグレードを中心に標準装備されている。

トヨタ RAV4 ハイブリッド の「ウッドランド・エディション」(米国仕様)《photo by Toyota》 トヨタ RAV4 ハイブリッド の「ウッドランド・エディション」(米国仕様)《photo by Toyota》 トヨタ RAV4 ハイブリッド の「ウッドランド・エディション」(米国仕様)《photo by Toyota》 トヨタ RAV4 ハイブリッド の「ウッドランド・エディション」(米国仕様)《photo by Toyota》 トヨタ RAV4 ハイブリッド の「ウッドランド・エディション」(米国仕様)《photo by Toyota》 トヨタ RAV4 ハイブリッド の「ウッドランド・エディション」(米国仕様)《photo by Toyota》 トヨタ RAV4 ハイブリッド の「ウッドランド・エディション」(米国仕様)《photo by Toyota》 トヨタ RAV4 ハイブリッド の「ウッドランド・エディション」(米国仕様)《photo by Toyota》 トヨタ RAV4 ハイブリッド の「ウッドランド・エディション」(米国仕様)《photo by Toyota》