5月14日に有明ガーデン(東京都江東区)にて開催した「レスポンス読者限定EV・PHEV試乗会」。話題のトヨタ『bZ4X』をはじめ、最新のEV・PHEVを体感できる本イベントは、当日午前中が雨予報だったにも関わらず多くの人で賑わった。
当日は各メーカーのスタッフが試乗車に同乗し、来場者に車両の魅力を伝えた。実際にEVの購入を検討している人もまだ様子見という人も、来場者からはさまざまな反応があった。本記事では試乗会の様子をレポートする。
トヨタが本格投入する初のEV『bZ4X』
市販モデルの発表間もないトヨタ『bZ4X』は、今回のイベントのトピックと言える一台だ。ディーラーの展示・試乗が本格的に行われる前ということもあり、ほかのクルマを試乗した参加者も展示車を仔細に観察していた。
発表から2日間で500台を受注したというが、ディーラー試乗が始まればさらに弾みがつくのではないか、というのは展示担当者の話。事実、「現車を目にしてみたら、サイズ感が思っていたより手頃だった」という声が少なくなかったので、店頭に並べば反響は増すのではないだろうか。
加速やレスポンスのよさ、静かさはもちろん、乗り心地のよさを挙げる感想も聞かれ、bZ4Xに試乗した参加者からは高評価が寄せられた。トヨタが本格投入する初のEVということで、性能には懐疑的だった参加者にとってはうれしい誤算だったようだが、徹底した低重心設計の効果が体感できた結果だといえるだろう。
KINTOでの“購入”はまだまだ馴染みがない?
一方で、注文が見られたのはブレーキである。他社EVオーナーからはフィールの違いを指摘する声も聞かれたが、興味深かったのは「ワンペダルモードではない場合、スロットルオフでの減速が足りなかった」という、MT車オーナーの指摘だ。スバル『ソルテラ』には装備されている回生ブレーキのレベルを調整するパドルがあれば、そこは多少なりとも改善されるかもしれない。
もうひとつ、会場でしばしば聞かれたのが、購入方法への疑問だ。bZ4Xに適用されるKINTOに限らず、リースという形態が一般ユーザーにはまだまだ馴染みがないことが、来場者の声からは感じられた。こちらも、店頭での商談件数が増えるに伴い、理解が深まっていくことが予想される。
ともあれ、登場直後のbZ4Xを間近にできたことへの反応は、全般的にはポジティブだった。
トヨタ『bZ4X』の走りをいち早く体感!「思っていたよりも…」【レスポンス EV・PHEV試乗会】
2022年06月01日(水) 12時45分
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