三菱自動車は5月12日、『デリカD:5』および『エクリプスクロス』のエンジンコントロールユニット(ECU)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは2019年2月8日から2020年11月20日に製造された3万0137台。
対象車両は、ECUの制御プログラムが不適切なため、EGR(排気ガス再循環装置)経路内にデポジットが多く堆積することがある。そのため、堆積したデポジットにより、EGR経路内の排気ガスの流量が低下し、エンジン警告灯が点灯してアイドリングストップ機能が停止するおそれがある。または、堆積し硬質化したデポジットが剥がれ落ち、吸気バルブに噛み込むことにより、エンストし再始動できなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、ECUの制御プログラムを対策仕様に書き替える。また、EGRクーラーなどのEGR関連部品を新品と交換し、関連個所を清掃する。
不具合は616件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。
三菱 デリカ D:5とエクリプスクロス、計3万台をリコール…アイドリングストップ機能停止
2022年05月12日(木) 19時15分
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