ジャパンインターナショナルボートショー2022 ヤマハ発動機ブース《写真撮影 小松哲也》

ヤマハ発動機のマリン事業本部長を務める臼井博文上席執行役員は3月31日にパシフィコ横浜などで開幕したジャパンインターナショナルボートショー2022会場で会見し、「スピード重視で成長戦略を進めていく」との方針を改めて示した。

臼井上席執行役員は「(ヤマハの)マリン事業の中期戦略は、システムサプライヤーを進化させた『マリン版CASE戦略』で、これにより製品の競争力と事業の稼ぐ力の両面を強化していく。また戦略的M&Aを推進するとともに米国拠点などのR&D機能の強化を図り、スピード重視で成長戦略を進めていく」と強調。

さらに「同時に堅調な大型船外機需要を確実に取り込むために、大型船外機のラインアップ強化と生産能力を高め、収益性の高い大型船外機の販売比率を30%まで拡大していく」と述べた。

その注力製品である大型船外機は、ヤマハ最大となる425馬力モデルの『F425A』や2021年夏に機能向上と外観デザインを一新したバスボート専用船外機『VMAX SHO』シリーズをパシフィコ横浜会場のヤマハブース中央に展示している。

ボートではオープンタイプクルーザーの『SR330』および『SR320FB』、フィッシングボート『YFR-27HMEX』の3艇をコンセプトモデルとして参考出品し、初公開した。いずれも船外機操船制御システム『ヘルムマスターEX』を搭載している。

また4月発売のスポーツボード最新モデル『252XE』や、2021年秋にマイナーチェンジしたフィッシングボートの『F.A.S.T23』も展示。このうち252XEは高性能ジェット推進器やウォーターバラストタンクの最適配置により、ウェイクサーフィンに適した大きな引き波を作り出せるのが特徴としている。

このほか横浜ベイサイドマリーナ会場では、2020年から輸入販売を開始しているフランス、プレステージブランドの大型クルーザーの第3弾モデルの『プレステージ460』を日本国内で初展示している。

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