「ユーロ4」に準拠するインドネシア市場向け小型・中型トラックの新ラインアップを公開《写真提供 三菱ふそうトラック・バス》

三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は3月24日、新排出ガス規制に移行するインドネシア向けに、「ユーロ4」に準拠する小型・中型トラックの新ラインアップを公開。29車種の小型トラック『キャンター』と中型トラック『ファイターX』を新たに販売する。

これまで『コルト・ディーゼル』の名称で親しまれてきたインドネシア向け小型トラックは、新モデルより『キャンター』の名称で導入。79kW、100kW、110kWの出力バリエーション、2種類のキャビン、4種類のホイールベースから選択が可能なキャンターは多様なビジネスニーズを支える。4V21型コモンレールエンジンを搭載し、排気ガス後処理システムを改良することで、欧州排ガス規制ユーロ4に対応。また顧客ニーズに応え、パワーステアリングをキャンターラインの全車両に搭載している。新型キャンターは、現行モデルのコルト・ディーゼルと同様、MFTBCの川崎工場からノックダウン(KD)キットとして出荷し、東ジャカルタのPT Krama Yudha Ratu Motors(KRM)の工場で現地組立を行う。

小型トラック同様、中型トラックも新モデルにより名称を『FUSO』から『ファイターX』に変更。顧客の要望に応える様々なバリエーションを用意している。物流、農業、建設などの厳しいビジネスニーズに対応するため、インドネシアにおけるFUSO製品史上最大のトルクを発揮する6M60型コモンレールエンジンを搭載し、車両性能の向上を実現。また、強力なエンジンと新設計6速トランスミッションの組み合わせにより、積載量の最大化を図った。さらに11インチタイヤの装着を可能とすることで、より多様な路面状況や積載量に対応。同時にファイターX全車両にフルエアブレーキシステムとアンチロックブレーキシステムを搭載し、安全性を高めている。

インドネシア市場向け新型中型トラック「ファイターX」《写真提供 三菱ふそうトラック・バス》 インドネシア市場向け新型小型トラック「キャンター」《写真提供 三菱ふそうトラック・バス》