アバルト、アルファロメオ、フィアット、ジープ《写真提供 Stellantisジャパン》

DeNA SOMPOモビリティのカーシェアプラットフォーム「Anyca(エニカ)」は3月28日、ステランティスジャパンが展開する、アバルト、アルファロメオ、フィアット、ジープの4ブランドの正規ディーラー148店舗が参入し、合計150台の登録が決定したことを発表した。

共同使用契約に基づいたカーシェアで、100店舗以上のディーラーが参加するのは日本初。全国の幅広い地域で、ディーラー所有の新車輸入車がエニカを通じてシェア可能となる。また、今回のステランティスジャパンの参加により、エニカはディーラー車両を共同使用契約に基づいてシェアできるプラットフォームとして、ディーラー車両のブランド数、店舗数、車両数が日本最大となる。

ステランティスジャパンは、2021年の新車販売数が世界第4位のステランティスの日本法人。各ブランドは、長年にわたる歴史とスポーツ志向の色が濃い独自の個性を持つ。今回のエニカの登録には、店舗単位やエリア単位ではなく、ステランティスジャパンの全体戦略の一環として、イタリアのアバルト、アルファロメオ、フィアットに加え、米国を象徴するジープが参加する。

これまで、新車を体験する機会は主にディーラーでの試乗に限られており、新車の魅力を知る機会は購入直前で、短距離の走行では十分に伝わりきらないという課題があった。今回の取り組みで、ステランティスジャパンのディーラー店舗からカーシェアで新車を楽しめるようになることで、じっくりとクルマの購入を検討することや、クルマ購入直前でなくても、乗りたい新車に気軽に何度も乗車でき、高速走行性や車庫入れ感覚などもじっくり体験できる。また、新車を継続的に体験することで、ブランドのファン化も期待される。

カーシェアできる車種と共同使用料(24時間)
アバルト
・595 4000円〜
・595C 5000円〜

アルファ ロメオ
・ジュリア 5500円〜
・ステルヴィオ 6000円〜

フィアット
・500 3000円〜
・500C 4000円〜
・500X 4500円〜
・パンダ 4000円〜

ジープ
・レネゲード 4000円〜
・コンパス 4000円〜
・ラングラー 5500円〜

※店舗、車両によって、共同使用料は異なる。2022年3月28日時点の共同使用料。利用には共同使用料の他に保険料、燃料代、契約料(100円)などが必要となる。

ジープ コンパス《写真提供 Stellantisジャパン》 フィアット 500X《写真提供 Stellantisジャパン》 アバルト 595《写真提供 Stellantisジャパン》 アルファ ロメオ ジュリア《写真提供 Stellantisジャパン》